市内に「検問所」を設置 旅行者らコロナ拡散を阻止 <マンハッタン>

ニューヨーク市は6日、14日間の自主隔離が義務付けられている、新型コロナウイルスの感染率が高い州から到着する旅行者や居住者に対して、健康状態や連絡先などの申告を求める「検問所」を新たに設置した。同日付パッチが伝えた。

市当局によると、市内で今週新たに確認された新型コロナ感染者の5人に1人は州外から到着した人であり、市内での感染者減少傾向を維持し、第2波を防止するための啓もうを意図する取り組み。

マンハッタン区ペンステーションや橋など、市内に入る主要な場所に設置された「検問所」では、市の保安官が州保健局の書類記入を求め、自主隔離を行わなかった場合、最高1万ドルの罰金の対象となると警告する。すでに市内の空港で同様の取り組みが行われており、自主隔離が必要な人には、無料の食事配達とホテルの部屋を提供。

この取り組みに対して、プライバシー擁護の提唱者からは、「混乱を生じさせ、個人情報の管理方法が疑問視される」と批判が早速寄せられた。

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