映画館再開の訴え棄却 コロナ制限に異議 <ニュージャージー>

7月初旬に米大手映画館チェーン複数がニュージャージー州のフィル・マーフィー知事に対して起こした、映画館再開を求める訴訟について、連邦裁判所判事が訴えを却下し、同知事による行政命令を支持した。15日付NBCニューヨークが伝えた。

AMC、シネマークなど大手映画館チェーンは、新型コロナウイルス感染拡大による懸念を受けて発令された、映画館の閉館継続を定めた行政命令を、一時的に無効にするよう求めていた。

映画館側は、州が教会など一部の屋内施設の再開を認めたにもかかわらず、映画館再開が認められないのは不公平であり、言論の自由や平等に保護されるべき権利を映画業界から奪ったと主張。コロナ感染拡大に伴う活動制限を巡り、州に対して起こされた訴訟としては、全米初となった。

こうした訴えに対して、ブライアン・マルティノッティ連邦判事は、「各州は映画館の再開を認めていたが、新たな感染拡大を受け、再び閉館を命じた」と述べた。

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