1週間のNY近郊の
ニューヨーク市は20日から、州が定める経済活動再開の最終段階である第4段階に入った。州内の他の地域で可能になっている、ショッピングモールや美術館などの屋内の活動再開は見送られた。同日付NBCニューヨークが伝えた。
アンドリュー・クオモ州知事とビル・デブラシオ市長は、南部や西部で現在見られるような新たな感染拡大を防ぐため、人口密度の高いニューヨーク市の経済活動再開に慎重である。
感染リスクの低い、屋外の動植物園の営業は収容可能人数の33%に制限しての再開となる。映画・テレビ制作、無観客でのスポーツイベントも可能。学校の再開も含まれるが、最終決定は保留となっている他、店内飲食の再開も先送りされた。
同知事は20日、「社会的距離の確保とマスク着用が守られていない状況が改善されない場合、活動再開の段階を後退させる」と警告。クイーンズ区アストリアの歩行者天国では17日夜から19日の週末にかけて、マスクなしで密集する人たちが見られ、デブラシオ市長は同日、「混雑の中心となっていたレストランを閉鎖した」と述べた。