経済再開の第4段階突入 社会的距離の徹底を知事が要請 <オールバニ>

ニューヨーク市は20日から、州が定める経済活動再開の最終段階である第4段階に入った。州内の他の地域で可能になっている、ショッピングモールや美術館などの屋内の活動再開は見送られた。同日付NBCニューヨークが伝えた。

アンドリュー・クオモ州知事とビル・デブラシオ市長は、南部や西部で現在見られるような新たな感染拡大を防ぐため、人口密度の高いニューヨーク市の経済活動再開に慎重である。

感染リスクの低い、屋外の動植物園の営業は収容可能人数の33%に制限しての再開となる。映画・テレビ制作、無観客でのスポーツイベントも可能。学校の再開も含まれるが、最終決定は保留となっている他、店内飲食の再開も先送りされた。

同知事は20日、「社会的距離の確保とマスク着用が守られていない状況が改善されない場合、活動再開の段階を後退させる」と警告。クイーンズ区アストリアの歩行者天国では17日夜から19日の週末にかけて、マスクなしで密集する人たちが見られ、デブラシオ市長は同日、「混雑の中心となっていたレストランを閉鎖した」と述べた。

NYジャピオン 最新号

Vol. 1273

トランプ大統領による新政権 第2章が遂に動き出す

米大統領選挙は今月5日投開票され、米東部時間6日午前5時30分過ぎに共和党候補のドナルド・トランプ前大統領(78)の勝利が確実となった。一方、民主党候補だったカマラ・ハリス副大統領は6日午後、首都ワシントンで演説し敗北を認めた。支持者らに向け、理想のために戦うことを「決してあきらめない」よう訴え、「この選挙結果は私たちが望んだものではない」としながらも、平和的な政権移譲が必要だと強調した。1期目とは全く異なると言われるトランプ政権2期目の行方はいかに。

Vol. 1272

リトルポルトガル味めぐり

ニュージャージー州ニューアークはポルトガルからの移民とその子孫が多く暮らしていることで有名だ。今週は日本人の舌にも合うポルトガルの味を探訪、併せてリトルポルトガルの成り立ちにも迫る。

Vol. 1271

冬に飲みたくなる、贈りたくなる ウイスキー魅力再発見

ウイスキーといえば、近年ジャパニーズウイスキーが世界で注目を集め、希少価値も上がっているようだ。ウイスキーには、シングルモルトや、ブレンデッド、グレーンなど種類によって味が異なり、銘柄ごとの個性を楽しめるのも魅力だ。そこで今回は、ニューヨークでウイスキーの魅力を再発見してみよう。