ペットの里親探し コロナで飼い主亡くなる <マンハッタン>

新型コロナウイルス感染症による死者数は全米で13万人を超えており、急に飼い主を亡くしたペットも多数いる。これを受けて、ニューヨーク州やニュージャージー州では、飼い主を亡くしたペットの里親を探す取り組みが行われている。9日付FOX5ニューヨークが伝えた。

ニュージャージー州テナフライの動物愛護団体「ペット・レスキュー」は、飼い主が新型コロナで死亡し、誰も引き取らなかった犬5匹を保護し、里親を探している。

一方、マンハッタン区、ブルックリン区、スタテンアイランドの3カ所に位置する「アニマル・ケア・センター」は、市の災害時ペット救助のため、委員会と協力して、これまでに新型コロナ陽性が疑われる人々の家庭から約80匹の動物を保護してきた。

4月には、新型コロナの影響で健康上または経済的な理由でペットの世話が困難になった人のために、ホットラインを設置。飼い主が回復する見込みだが、時間を要する場合は、ペットは市内全域の施設に預けられる。飼い主が死亡し、親族が引き取らない場合は、同センターが預かり里親を探しているという。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1202

メトロノース鉄道に乗って行く 週末プチお出かけ〜コールドスプリング編〜

メモリアルデーとともに本格的な行楽シーズンが到来。日帰りディストネーションとしてニューヨーカーに人気のパトナム郡コールドスプリングを訪ねてみた。

Vol. 1201

注目の起業家たちにインタビュー〈続編〉 ニューヨークで奮闘する革新者たち

既存のビジネスの枠に収まらない彼らが新たに切り開く道こそが、未来を変える。その情熱とアイディアの根源を聞いた。これから起業したい人必見!

Vol. 1200

今、ニューヨークを駆け抜ける 注目の企業家たち

社会にイノベーションを起こした女性起業家たちにインタビュー。彼女たちの情熱とポジティブなマインド、アイデアをビジネスに変えるまでの方法を聞いた。次号は男性篇をお届け。これから起業したい人はお見逃しなく!

Vol. 1199

肉食解禁! バーべキューの季節

メモリアルデーを皮切りにバーべキューシーズンが始まる。サマータイムのおかげでゆったりと流れるトワイライト時間を有効利用。裏庭であるいは公園の公式バーベキュースポットで極上の肉を夕風に吹かれながら頬ばる…これぞ米国生活の醍醐味だ。