1週間のNY近郊の
新型コロナウイルスに感染し、合併症で右脚を切断したブロードウェーのスター俳優、ニック・コルデロさんが5日、95日間の闘病の末に死去した。41歳だった。妻のアマンダ・クルーツさんが、自身のSNSで「私の愛する夫が今朝、亡くなりました。家族の愛と歌と祈りに包まれ、静かにこの世を去りました」と、明らかにした。同日付NBCニューヨークが伝えた。
コルデロさんはカナダ出身で、2014年にはミュージカル「ブロードウェーと銃弾」に主演し、トニー賞にノミネート。16年には人気ミュージカル「ウエイトレス」に出演するなど、活躍していた。
3月末に肺炎の疑いで入院したが、新型コロナウイルスに感染していることが判明。4月中旬には、合併症による血液凝固のため、右脚を切断していた。感染前には健康だったコルデロさんの肺は、感染後、「まるで50年間たばこを吸っていた人のような」重度のダメージを負っていたという。
夫妻には、1歳の息子、エルビス君が昨年誕生したばかりだった。