ブロードウェー俳優死去 95日間のコロナ闘病の末 <マンハッタン>

新型コロナウイルスに感染し、合併症で右脚を切断したブロードウェーのスター俳優、ニック・コルデロさんが5日、95日間の闘病の末に死去した。41歳だった。妻のアマンダ・クルーツさんが、自身のSNSで「私の愛する夫が今朝、亡くなりました。家族の愛と歌と祈りに包まれ、静かにこの世を去りました」と、明らかにした。同日付NBCニューヨークが伝えた。

コルデロさんはカナダ出身で、2014年にはミュージカル「ブロードウェーと銃弾」に主演しトニー賞にノミネート。16年には人気ミュージカル「ウエイトレス」に出演するなど、活躍していた。

3月末に肺炎の疑いで入院したが、新型コロナウイルスに感染していることが判明。4月中旬には、合併症による血液凝固のため、右脚を切断していた。感染前には健康だったコルデロさんの肺は、感染後、「まるで50年間たばこを吸っていた人のような」重度のダメージを負っていたという。

夫妻には、1歳の息子、エルビス君が昨年誕生したばかりだった。

               

バックナンバー

Vol. 1293

こだわりいっぱい 町のお肉屋さん

地元で愛され人々の食卓を支える町のお肉屋さん。店主が直接目利きした肉を仕入れ、常連客のリクエストに応える精肉店で購入するメリットは、いつでも新鮮な肉が手に入るのと、気のおけない店員から肉の選び方や調理法を教えてもらえることだ。本号ではそんな町で愛されている精肉店を調べてみた。

Vol. 1292

デザイナー・Sayaka Tokimoto-Davisさんが案内! 最新おしゃれ「ダンボ」

ニューヨークを拠点に「SAYAKA DAVIS」を立ち上げ、日本と米国でデザイナーとして活躍するSayakaさん。洋服だけに限らず、ジュエリーやアートなど、止まることを知らない物作りへの情熱と、アーティストを応援する地元コミュニティーへの愛…。そんなSayakaさんに、ご自身のブランドとブルックリン区ダンボ地区への思い、そしてお気に入りスポットを語っていただきました。

Vol. 1291

4月22日国際アースデー 今こそ立ち上がろう環境保護サポート

4月22日はアースデー。それは、地球が直面する深刻な環境問題に注目を集め、行動を起こすことを目的とした日。気候変動や海面上昇、異常気象などがますます深刻化する今、この日に合わせて世界各地でさまざまな団体や企業がその危機に歯止めをかけるためのアクションを起こしている。この機会に改めて、今向き合うべき環境問題について考えてみよう。

Vol. 1290

私たち、なことてま

気になる企業を深掘りする連載企画。今回はパークサイド・デンタル&インプラント・センター のフィリップ・カン先生とグローバル・ファティリティ・アンド・ジェネティクスの不妊治療コーディネーター 岡本朋子さんにインタビュー。