1週間のNY近郊の
マンハッタン区アッパーウェストサイドのリンカーンセンターを本拠とする、ニューヨーク・フィルハーモニックは10日、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、来年1月5日までに予定されていた全ての公演を取り止めると発表した。同日付ニューヨークポストが伝えた。
同楽団のデボラ・ボルダ最高経営責任者兼会長は声明を発表し、観客や演奏者、スタッフの安全を守るために、「公演中止は非常に残念だが、他に選択肢がなかった」とし、「ニューヨーク州の規制と医療専門家の助言に従って、休演を決定した」と述べた。
同楽団は、来年1月6日からの公演再開を目指すが、可能であればそれまでに小規模のコンサートを開催するなど、プログラムの変更を検討している。
近隣では、同楽団の並びに位置するメトロポリタン歌劇場も休演中で、こちらは大みそかの公演再開を目指している。ブロードウェーの41劇場は、少なくとも9月6日(日)までの公演休止を発表している。