1週間のNY近郊の
ニューヨーク州バッファローで4日夜、白人警官による黒人男性暴行死の抗議デモに参加していた75歳の白人男性が、警官2人に突き飛ばされて負傷する事件が起きた。警官2人は、無給の停職処分となった。5日付NBCニューヨークが伝えた。
事件は、夜間外出禁止令の時間が始まって間もなく起きた。地元メディアが撮影した動画には、マーティン・グギノさんがデモを警戒中の警官隊に近付いたところ、警官2人に突き飛ばされて後ろ向きに倒れ、耳から血が流れた様子が映っている。グギノさんは重傷を負って入院しているが、容体は安定している。
グギノさんの弁護士は、「彼は長年にわたり平和的な抗議者で、人権擁護者であり、長年にわたって米国憲法を支持してきた」と声明を述べた。
アンドリュー・クオモ州知事は、この警官2人の解雇を求め、刑事起訴の可能性を調査するよう地区検事長に促した。一方、同区の緊急対応チームの警官57人は5日、警官2人の停職処分に抗議。全員が同チームを脱退している。