今週からプロリーグの新シーズンが始まったアイスホッケー。スピーディーな試合展開とフィジカルテンションが最大の魅力だが、TVで観るのと実戦をナマで観るのがこれほど違うスポーツもない。今年こそ、アリーナに足を運んでアイスホッケーを観戦してみよう。
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ブルックリン
ミネソタ州ミネアポリスで先月25日に白人警察官の暴行により死亡した、黒人男性ジョージ・フロイドさんを追悼する大規模な集会が今月4日、ミネアポリスで行われる葬儀に合わせて、ニューヨーク市でも開催された。同日付amニューヨークが伝えた。
ブルックリン区ダウンタウンのカドマンプラザには、5000人以上が集まった。フロイドさんの弟で同区在住のテレンスさんは大歓声で迎えられた。ビル・デブラシオ市長は、市とNYPDの変革を約束する演説を行ったが、激しいブーイングを受けた。
テレンスさんは、兄が亡くなったのは意義あることだったと述べ、「『フロイド』という名前は生き続ける」と語った。「抗議活動は誇りに思うが、破壊行為はやめてほしい。兄は望んでいない」とも述べた。
フロイドさんの死をきっかけに、警官の暴力と人種差別に対する抗議活動が全米各地で活発化しており、抗議活動は9日現在も各地で続いている。
マンハッタン
MTAは8日、ニューヨーク市の経済活動再開の第1段階(フェーズ1)開始に伴い、平日の通常運行を再開した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。
地下鉄は8日から通常運行を再開したが、午前1時から5時までの閉鎖は継続する。バスはブルックリン区、ブロンクス区、クイーンズ区、スタテンアイランドで通常運行を再開。マンハッタン区では75%の運行が再開され、快速バスの運行も再開となった。また、合計で約32キロの新たなバス車線も設置された。円滑な運行と本数増加により、社会的距離を保持する。
再開により、最大40万人が職場復帰するとみられており、MTAは利用者の安全確保とサービス向上のための13カ条の行動計画を発表。消毒、清掃作業の強化、システムの新技術導入などを行っていく。
マンハッタン
NYPDは、先月30日にマンハッタン区ミッドタウンのセントパトリック大聖堂で行われた破壊行為に関連して、容疑者2人のうち1人を逮捕したと発表した。7日付FOX5ニューヨークが伝えた。
クイーンズ区在住のヤディル・アビラ・ローザス容疑者(26)は、器物損壊と落書き行為で逮捕された。
NYPDによると、ローザス容疑者ともう1人の容疑者は先月30日の午後5時すぎ、同大聖堂の外壁に、黒のスプレー塗料で、黒人に対する警官の暴力に抗議するスローガンを書いたとされる。
「BLM(黒人の命は大切)」「NYPDK(NYPDは殺人集団)」「NO JUSTICE NO PIECE(正義がなければ平和もない)」などのスローガンが、東51ストリートと5アベニューに位置する大聖堂の外壁に書かれた。
NYPDは、もう1人の容疑者を現在、捜索中。情報提供を市民に呼び掛けており、NYPDの犯罪防止ホットラインやツイッターを通しての協力を求めている。
ロングアイランド
7歳の少女が母親と共に「ブラック・ライブズ・マター」の抗議活動参加した動画がソーシャルメディアで話題を呼んだ。5日付NBCニューヨークが伝えた。
ウィンタ=アモール・ロジャーズちゃん(7)の動画はロングアイランドヘラルドの記者が撮影したもので、母親によると、少女自身がデモ行進に参加したいと望んだという。
ユニオンデールに住むウィンタちゃんの家族は3日夜、「ポリス・ライブズ・マター」と叫ぶデモ反対派が平和的行進を妨げようとしたことで注目された、メリックでのデモ行進に参加。
翌4日、両親と共にニューヨーク市の抗議運動にも続けて参加したウィンタちゃんは、マーティン・ルーサー・キング牧師が行ったような、迅速な変化を望んでいるという。「すべての人に敬意を払い、感謝し、決して人を失望させないようにしたい。誰かに悪いといわれたとしても、そのせいで自分が悪いと思わないでほしい」と話した。
アップステート
ニューヨーク州バッファローで4日夜、白人警官による黒人男性暴行死の抗議デモに参加していた75歳の白人男性が、警官2人に突き飛ばされて負傷する事件が起きた。警官2人は、無給の停職処分となった。5日付NBCニューヨークが伝えた。
事件は、夜間外出禁止令の時間が始まって間もなく起きた。地元メディアが撮影した動画には、マーティン・グギノさんがデモを警戒中の警官隊に近付いたところ、警官2人に突き飛ばされて後ろ向きに倒れ、耳から血が流れた様子が映っている。グギノさんは重傷を負って入院しているが、容体は安定している。
グギノさんの弁護士は、「彼は長年にわたり平和的な抗議者で、人権擁護者であり、長年にわたって米国憲法を支持してきた」と声明を述べた。
アンドリュー・クオモ州知事は、この警官2人の解雇を求め、刑事起訴の可能性を調査するよう地区検事長に促した。一方、同区の緊急対応チームの警官57人は5日、警官2人の停職処分に抗議。全員が同チームを脱退している。
ブルックリン
ブルックリン区フラットブッシュで3日夜、巡回中の警官1人がナイフによるいわれのない攻撃を受けたことがきっかけで、容疑者と警官3人の間で銃撃戦が発生した。4日付NBCニューヨークが伝えた。
NYPD情報筋によると、警官2人が、フラットブッシュとチャーチの両アベニュー付近を略奪防止のために巡回していたところ、容疑者が突然、1人の警官の首をナイフで切りつけてきた。銃撃戦が始まり、付近にいた別の警官1人が応援に向かった。
ダーモット・シアNYPD本部長によると、容疑者は1人の警官の銃を奪った。合計で22発が発射され、容疑者は8発被弾し、重体となっている。警官2人は手に被弾し、ナイフで刺された警官と共に病院に搬送されたが、命に別状はないもよう。
NYPD情報筋は、容疑者をゼナン・カモビック(20)と特定した。バルカン地方からの移民で、SNSで反警察感情を示していたという。NYPDとFBIは、容疑者の動機がテロに関連している可能性も含め、あらゆる角度から調査を行っている。
マンハッタン
昨年12月、マンハッタン区にあるモーニングサイドパークで、バーナード大学に通っていたテッサ・メジャーズさんが3人の少年に襲われ刺殺された。この事件に関連して起訴されていた少年(14)が今月3日、第一級強盗の罪を認めた。4日付PIX11が伝えた。
少年は当初、強盗の際に犯した第二級重罪謀殺で起訴されていたが、メジャーズさんを直接刺していないと判断され、検察と司法取引が行われた。量刑は、少年拘置所に6〜18カ月の入所となる見込み。
今回、強盗罪を認めた少年は、今年2月に逮捕された。強盗を行う前に、友人の1人がメジャーズさんを後ろから押さえつけ、別の友人が自分の渡したナイフでメジャーズさんを刺したと警察に自白。DNA鑑定などで自白を裏付ける証拠も存在した。
メジャーズさんを刺したとされるラシャウン・ウィーバー被告(14)は、2件の第二級殺人で起訴され、もう1人の少年も1件の第二級殺人で起訴されているが、両被告共に罪状を否認している。
ブロンクス
ブロンクス区で3日、警察の暴力に反対するデモに便乗した略奪と破壊行為で、小規模店舗らが被害を受けた。騒動後、現場には地元ボランティアらが駆け付けた。同日付PIX11が伝えた。
西バーンサイドアベニューで薬局を営むネリス・ヒメネスさんは、略奪者が2日午前3時ごろに店内を荒らしている監視ビデオを公開し、「一瞬で人生を破壊された」と涙を見せた。4軒先のブロンクス・オプティカル・センターを経営するジェシカ・ベタンコートさんも、3台の監視カメラで撮影した、略奪者が店を占拠する様子を公開した。
ビル・デブラシオ市長は3日、これらの中小企業の立て直しを支援すると約束。4日には、記者会見で50万ドルの助成金を割り当てると発表した。
リッチー・トーレス市議会議員によると、フォーダムロードでは37軒の小規模店が被害に遭い、ボランティアグループ「フェド・キャップ」が提供する、無料の清掃サービスを受けている。
オールバニ
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は3日、規制緩和によりニューヨーク市郊外および州のほとんどの地域で、早いところでは4日からレストランの屋外飲食が許可されると発表した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。
同知事が記者会見で発表した規則では、レストランのスタッフはフェースカバーを着用し、屋外のテーブルは6フィート(2メートル)の間隔をとる必要がある。また、顧客も席についていないときには、フェースカバーを着用しなければならない。
この規則は州都地域、ニューヨーク西部および中部、フィンガーレイクスなど、同知事の4段階に分けた再開計画の第2段階に入った地域に適用される。
再開計画の第1段階にあるロングアイランドおよびハドソンバレー中部、そしてニューヨーク市では、屋外での飲食はまだ再開されない。
マンハッタン
ニューヨーク市の発表によると3日、3月12日以来初めて、新型コロナウイルスの感染による死亡者が確認されなかった。5日付パッチが伝えた。
ミネソタ州ミネアポリスで起きたジョージ・フロイドさんの死をめぐる抗議運動が続き、新型コロナウイルス感染症に関する同市のデータ更新が遅れたものの、5日に発表されたデータでは今月3日の死亡者は0人となった。
また同日の陽性確認はないが、コロナウイルスに関連した死亡は、3人だった。同市でのコロナウイルスによる死亡、入院、その他の指標は、徐々に低下しているという。
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事の発表では、4日現在の同州全域のコロナウイルスによる死亡者は、3月以来、初めて42人まで落ち込んだ。
同知事はまた、市民の抗議活動では適切な社会的距離が確保できていないことから、ウイルス感染の再燃を懸念。少なくとも数万人の抗議者に対して、検査を受けるよう要請した。
ニュージャージー
ジョージ・フロイドさんが白人警察官から暴行を受けて死亡した事件を受け、ニュージャージー州のガービア・グレウォル司法長官検事は2日、警察の暴力行使を規制するガイドラインを20年ぶりに更新すると発表した。3日付NBCニューヨークが伝えた。
同州のフィル・マーフィー知事と行った記者会見で発表したもので、同州の警察官全員に免許制プログラムを設置するよう動くとも述べた。
同司法長官によると、全米の少なくとも43州で、警察官になるための免許取得が義務付けられており、医師や弁護士など免許を必要とする他の専門職と同調させていきたい意向。
同司法長官は、州全域の数都市で行われる予定の、警察官と住民の間の安全なやり取りを推進するために、訓練を行う試験的なプログラムについても発表した。警察官が暴力を行使した場合、それを記録する州全域でのデータベースも導入していく。
同州でも同様に、フロイドさんの死をきっかけとした抗議活動が起きている。
ニュージャージー
ニュージャージー州パサイク郡パターソン学区は、3月中旬から生徒たちに食事を配布し続けてきたボランティアの人々を表彰した。2日付ABC7ニューヨークが伝えた。
ボランティアは、同学区の生徒約2万9000人全員に、無料または割引価格の朝食と昼食を配布。学区内で毎週月曜と水曜に食事だけでなく、自宅学習プログラムやノートパソコンを3月17日から配布している。配布食事数は50万を超えた。
同学区のアイリーン・シェーファー教育長らは、ボランティアの人々が示した自己犠牲の精神を称えた。
ニュージャージー
ニュージャージ州のフィル・マーフィー知事は5日、州最高裁判所の判事としてファビアナ・ピエール=ルイス氏(39)を指名した。同日付NBCニューヨークが伝えた。
11月に定年の70歳となるウォルター・ティンポン判事の後任として指名され、就任には州上院の承認を必要とする。承認されれば、州最高裁判所の判事として初の黒人女性となる。
ピエール=ルイス氏は、同州カムデン郡チェリーヒルを拠点に、モントゴメリー・マックラケン弁護士事務所の共同経営者として、ホワイトカラー犯罪や政府調査を専門としている。それ以前には、同州の連邦地検で9年間、検察官を務めた。
ピエール=ルイス氏の両親は、ハイチからの移民である。マーフィー知事は、ピエール=ルイス氏が助手として働いた、ジョン・ワラス判事の意志を継ぐことを期待している。ワラス判事は2010年に任期切れとなり、それ以降、同州最高裁判所には黒人判事がいなかった。
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