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子供を日英バイリンガルにするための 幼児期に大切な母語基礎作り

アッパーウエスト地区の閑静な住宅街にある「フレンズアカデミー」は、ニューヨーク育英学園が運営する幼児プリスクール。1ブロック先にはハドソン川を望める広大な公園があり、プレイグラウンドも数多く点在する。そんなのびのびとした環境の中で幼児の母語である日本語環境を大切にしながら、年齢に応じ英語の時間や運動の時間などを取り入れた教育プログラムを展開している。今回はディレクターのガイスラーじゅん子先生へお話を伺った。

高い天井と広々とした教室内

幼児期における日本語保育の大切さを教えて下さい。

初めての集団生活である幼児クラスで日本語を沢山吸収することにより、将来バイリンガル、マルチリンガルに育っていく子供たちは日本語をしっかりと習得することで言語の使い分けができるようになっていきます。母語である日本語の土台がしっかりしていないと2、3歳の言葉の習得がスムーズにいきません。

じゅんこ先生が日本語幼児教育に関わろうと思ったきっかけは?

高校まで日本で過ごしニューヨークには大学から住んでいます。私自身が日英両方の言語を学んできたので、それぞれの大切さや可能性を感じてきました。両方の利点を取り入れながら、自分の母国語である日本語を基礎にグローバルなそして多様な保育や教育を展開していきたいと考えるようになりました。フレンズアカデミーの週末クラスの教育に関わる機会をきっかけに、ニューヨーク市の教員免許を取得した後、幼児クラスの担任を経て、現在は、教育プログラムを担当するエデュケーションディレクターとディレクターを兼任しております。

広々としたエントランスはバリアフリー

 

図書室には多くの本がありいつでもアクセス可能

日々の保育で大切にしていることを教えて下さい。

子どもや保護者、教員、政府機関、近所の人々とコミュニケーションを取りながら、何が今必要か、より教育の場として求められるものは何かを常に考えています。

そして「日本の文化に触れる」「生きた日本語に触れる」「日本語の基礎を培う」ということを大切にしています。例えば新年会では餅つきから始まり、節分、ひな祭り、端午の節句、七夕、運動会など、日本の保育園や幼稚園と同様に日本の文化、四季の行事に触れながら育っていってほしいと思っています。様々な家庭環境の中で育つ子どもたちが、共通のコミュニケーションツールとして、日本語を用いながら発達の土台となる遊びを豊かに展開する中で日本語の基礎「聞く力」と「話す力」を培っていきます。

週日クラスとはどんな内容になりますか?

1〜3歳の親子を対象にした教室「ひよこ組」、満2歳のお子さんを対象とした2歳児教室「いちご組」、3歳以上が対象のたんぽぽ幼稚園「ぱんだ組」の3クラスを展開しています。少人数クラスで一人ひとりの個性を大切にきめ細かい丁寧な指導をおこなっています。

英語に触れる機会は?

日本語による教育を基本としながら、週に2〜3回英語の時間を設けています。英語教師のリードのもとに、歌や絵本、集団遊びを通して楽しみながら英語に触れていきます。

アフタースクールプログラムはありますか?

幼児から小学校低学年を対象とした「ひらがな教室」、その次の段階として「国語教室」、他には「運動クラブ」「ピアノ教室」「バイオリン教室」があります。

週末クラスはありますか?

現地校に通っているお子様が週末に集中して日本語を学べるよう、土日両日開校しています。

 

ガイスラーじゅん子 総合ディレクター

神戸生まれ。
生田高校卒業後アメリカへ留学。
1989年ニューヨーク大学卒業、ニューヨーク大学大学院入学(美術史)。
美術教師経験の後ハンターカレッジ大学院入学、幼児教育専攻。
ニューヨーク州の教員免許取得後、ニューヨーク育英学園フレンズアカデミーの幼児部担任、2019年にエジュケーショナルデレクター就任、現在は総合ディレクター兼プログラムディレクターも継続し行っている。
成人した二男一女を持つ5人家族。


予約なしで覗ける保育室

「わくわく広場」の開放

初めての子どもや保護者が気軽にフレンズアカデミーを覗けるよう、月曜日に「わくわく広場」という保育室を開放している。予約は不要で越してきたばかりで知り合いもいない保護者に少しでも同プログラムを知ってもらえたらということで、子供をもつ親としては嬉しい機会である。


まだ間に合う! サマースクール情報

日本語に触れながら夏を楽しもう! 日本の伝統文化をテーマにした内容や、本格的な水泳レッスンまで週単位で参加が可能。また同スクール主催の夏祭りでは、ヨーヨーや金魚すくい、スーパーボールすくい、ビンゴ、踊りなどイベントが盛りだくさん。夏の思い出に親子で一緒に楽しみたい。

フレンズアカデミー

Friends Academy of Japanese Children’s Society
310 W. 103rd St. TEL: 212-935-8535
japaneseschool.org

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