YAチアダンスのポジティブマインド教育学

最終回 子供が自ら成長できる環境づくり

元NFLチアリーダーが、海外に住む子育て世代の読者に向けて、ポジティブなマインドセットを養うメソッドを紹介する連載。


【今週の語り手: 橋詰】

現在もレッスンに通ってているMちゃんは、妹さんと一緒に受講しているとても頑張り屋さんな女の子。受講当初は、妹さんの方が姉であるMちゃんをリードしている様子でした。

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自分のダンスを客観的に見てもらうために、定期的に生徒さんたちに習ったダンスを動画に撮影してもらい、クラスで1つの作品としてまとめています。彼女たちから送られてきた動画を見ると、2人とも復習をとても頑張っている様子が伝わってきました。そのような頑張りと上達がみられたので、彼女たちのお母様に「上のクラスに進級してみませんか?」とお伝えしたところ、「少し心配なので、考えさせてほしい」とのお返事をいただきました。数日後、上のクラスで頑張ってみると連絡があり、その際にこのようなメッセージをいただきました。

「Mは、運動神経の発達が小さい時から人より遅いです。今、6年生ですが、運動に関しては出来ないことも色々あります。しかし、チアダンスは習いたくて習いたくて、でも、一緒に踊る子に迷惑がかかるからということで諦めていたのですが、自分でネットで調べてオンラインで受けたいと、今に至ります。本人はレッスン後に、妹にも教えてもらいながら練習に打ち込んでいるようです。何より、先生のポジティブな声掛けに勇気づけられ、頑張りたいという気持ちになっているようです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。」

目頭が熱くなりました。運動神経の発達が遅いけれども、チアダンスをどうしてもやりたかった彼女の強い気持ち、自分で私たちの教室を見つけてきた行動力に感動しました。また、YAチアダンスが掲げている「他人と比べず自分の成長にフォーカスする」こと、そして、オンラインであるからこそ周りの目を気にせず自分の好きなペースでダンスを続けられる環境を提供できるのだなと改めて実感しました。

もちろん上のクラスに進級したことで、難しい動きもありMちゃんにとってはついていくことが難しい時もあります。YAチアダンスでは、レッスンを録画し生徒がいつでも見返せるような仕組みを取り入れています。要は、ダンスが好きで、やる気がある子は何度でも見返してダンスレッスンを受けられるのです。

彼女が受講しているアドバンスドクラスは金曜の夜と土曜の夜に同じクラスがあり、Mちゃんはいつも土曜日にレッスンを受けています。彼女は金曜日にあがったレッスン動画を見て予習をしてから翌日のレッスンに臨み、レッスン後も復習を頑張っています。私は、やる気があり、直向きに行動し続ければ、歩みは遅くとも絶対に成長していくと信じています。

彼女のように、本当はダンスが好きで、ダンスを上手になりたいと思っていても、大勢の仲間とスタジオでレッスンを受けることを躊躇してしまう子供も少なくないと思います。しかし、彼らが「やる気」さえ、しっかりもっていてくれれば、自らが成長していける環境を提供していけるように、私たち講師も一緒に頑張っていきたいと思っています。

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この連載は今回をもって終わりとなります。皆様今までご拝読いただきありがとうございました!

 

 

 

 

講師プロフィール

河田侑子

6歳から新体操、高校からチアダンスを始める。
日本代表として出場した全米チアダンス大会で準優勝。
大学卒業後、NFL Dallas Cowboys Cheerleadersで活動する。現在、夫と息子とアリゾナに在住。

 

橋詰あずさ

5歳よりクラシックバレエを習い、高校でバレエ留学する。
大学卒業後、IBM BigBlue Cheerleadersに在籍。2016年に来米し、NFL Washington Redskins Cheerleadersで活動。
現在、夫と息子とタイで3人暮らし。

 

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ダンス経験者、中高生の体験クラスも受付中。申し込みや詳細、問い合わせは下記のURLかQRコードから。
yacheerdance.com

 

 

 

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