YAチアダンスのポジティブマインド教育学

第13回 周りの声が成長に繋がる

元NFLチアリーダーが、海外に住む子育て世代の読者に向けて、ポジティブなマインドセットを養うメソッドを紹介する連載。


【今週の語り手: 河田】

学校に通われているお子さまは新学期に入って約1ヶ月経ちますが、新しい環境には少しずつ慣れてきましたでしょうか。

新しい環境に適応するスピードは、大人も子どもも人それぞれで、年齢によっては素直に感情を出せない時期のお子さまもいらっしゃると思います。アドバイスをして聞く耳を持ってもらえないと、「あなたの為を思って言っているのに!」とモヤモヤしてしまいますよね。うまく受け入れてもらえない際、周りの声を聞かせてみてください。第3者からの意見が、人を成長させるのだと実感した出来ごとがあります。

兄妹や友達と一緒に受講する生徒

みんな同じ悩みを抱えている

YAチアダンスでは、「アドバンス」という、下のクラスから上がってきた子や、ダンス経験者が多いクラスがあります。ある日、下のクラスから数名の子どもたちを迎えた1回目のレッスンがありました。私がダンスの振り付けで不明点を確認した際、初めてアドバンスクラスに参加した生徒の1人が「 全然ついていけないし、踊れていない…。」と落ち込んだ声で話をしてくれました。私から見ると、全く踊れていないわけではなかったのですが、彼女にとっては、今までと同じように踊れない不安や悲しみなど、さまざまな感情が入り混じっていたのだと思います。「最初のレッスンは新しい動きに慣れることが大切で、完璧に踊れる子はいないから大丈夫だよ。よく踊れているから自信を持って!」と伝えたのですが、彼女の表情はまだどこか曇ったままでした。

彼女は私の言葉に、どこか納得していないようでした。そこで、アドバンスクラスにしばらく参加している他の生徒に、初レッスン時に自分がどう感じたか覚えている人がいれば、シェアしてくれないかと問うと、数名の子が手を上げてくれました。「1つ上のクラスに上がるだけだから簡単だろうと思っていたけれど、全然できなくてびっくりした」「おうちで必ず復習するようにしたら、できるようになったよ」など、素直な気持ちや経験を話してくれたのです。その話を聞いた彼女は、自分だけではないのだと安心したのか、表情が徐々に明るくなっていきました。

第3者の意見を素直に受け入れる

きっと私の話を聞いた際はどこか半信半疑だったところを、チームメートからの話で確信に変わっていったのだと思います。今回の経験を通して、第3者の意見を聞くことが、素直に受け入れることに繋がるのだと実感しました。恐らく、彼女が出来ないという不安を打ち明けてくれた際に、私の話だけで進んでいたら、ずっと周りと比較して悩み続けていたのではないかと思います。

自分の気持ちを正直に打ち明けてくれた彼女の勇気や、自分の経験を進んでみんなにシェアしてくれたチームメートのサポート精神に感動しました。先生と生徒という関係ですが、私も生徒たちから学び、助けられていることが日々多くあります。

親子関係においても、うまく伝わらないと感じた際は友達や兄弟、 先生など第3者の声を借りるというのも、一歩前に進むための手段になるのではないでしょうか。ぜひ、周りの声を聞かせてみてください。

 

 

 

講師プロフィール

河田侑子

6歳から新体操、高校からチアダンスを始める。
日本代表として出場した全米チアダンス大会で準優勝。
大学卒業後、NFL Dallas Cowboys Cheerleadersで活動する。現在、夫と息子とアリゾナに在住。

 

橋詰あずさ

5歳よりクラシックバレエを習い、高校でバレエ留学する。
大学卒業後、IBM BigBlue Cheerleadersに在籍。2016年に来米し、NFL Washington Redskins Cheerleadersで活動。
現在、夫と息子とタイで3人暮らし。

 

無料体験レッスン参加者募集中!

月に一度、無料のオンライン体験レッスンを開催!

次回の開催日: 10月4日(火)
【午後6時〜6時45分】4歳〜小学校低学(Cheer1)
【午後7時〜7時45分】小学校中学年以上(Cheer2)

ダンス経験者、中高生の体験クラスも受付中。申し込みや詳細、問い合わせは下記のURLかQRコードから。

yacheerdance.com

 

 

 

海外での子育てに関する相談や、チア教室についてなど、講師への質問を大募集。お問い合わせは editor@nyjapion.comまで。

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