ニューヨーカーも絶賛 日本人オーナーの古着屋さん
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レッジョ・エミリア・アプローチのアトリエスタ(アート特別講師)、矢部・バリーまゆさんが教える「子供が持つ無限の可能性を伸ばす、レッジョ・エミリア 親子クラス」が開かれ、4組の親子が参加した。
レッジョ・エミリア教育は北イタリア発祥の幼児教育法で、矢部さんによると「個々の意思を大切にしながら、子供の表現力やコミュニケーション能力、探究心、考える力などを養うことを目的としています」とのこと。矢部さんは現地幼稚園で長年教えた経験を生かし、2019年に同クラスを始めた。
壁に映し出された海中の映像を前に子供たちが歓声を上げている。クラゲやオットセイを指さして大喜び。扇風機で風を送って、なびくスカーフや風船を追って飛んだり跳ねたりしながら体をほぐす。
まゆ先生が青い布を子供たちにかぶせると、みんな海中にいる気分になって大はしゃぎ。「お魚取ったよ」「あ、タコがいる!」と想像力を膨らませる。
次はテーブルに移動して「実験」開始。目の前に盛られた重曹の粉にさまざまな色の酢を垂らしてこねていく。全色を混ぜる子、一色ずつ分けて混ぜる子、皆やり方が違っていて個性が出るが、まゆ先生はどんなやり方も受け入れて子供一人一人に声を掛けていく。
フォームにドリルで穴を開け、スクリュードライバーでネジを入れる作業が始まった。初めて使う道具を手に、子供たちは真剣な顔で作業に集中。難しい時は母親が隣で手を貸す。先生が「どんなことしてるの?」と尋ねると、「子供の工事」「穴掘り工事」とユニークな答えが返ってきた。最後におやつを食べながらボードゲームをして楽しい時間を共有した。
沙英(さえ)ちゃん(5歳)と伶実(れみ)ちゃん(3歳)姉妹の母親の小西友香梨さんは、「子供が本来持つ力を引き出すレッジョ・エミリアに興味があり参加しました。アプローチのやり方を学んで家で実践しようと思いますが、先生の子供への声の掛け方などが勉強になります」と話す。
晨志(ときむね)君(5歳)と参加の岡田好恵さんは「粉を手でグチャグチャにするようなことを自由にやらせてくれるので息子は大喜びです。室内で黙々とやる遊びは嫌いだと思っていたのに集中してネジなどを使っていて、こんなことにも興味があるんだと気付かされました」と、わが子の新たな面を発見したと喜ぶ。
桜ちゃん(5歳)の母親のゴリン友理佳さんは「先生の、子供が話したくなる引き出し方がとても参考になりました。遊びながら日本語の勉強にもなっています。子供には型にはまらないでのびのびと成長して欲しいですね」とほほ笑んだ。
矢部さんは「このクラスの親御さんは、情報を素早くキャッチできる教育に熱心な人や子供に最善を尽くしたい人が多いです」と目を細めていた。
今週の先生
矢部・バリーまゆさん
レッジョ・エミリア・アプローチを導入して、子供のコミュニケーションスキルの向上と子供が持つ潜在意識を引き出すことを大切にしています。つい手や口が出てしまい子供との関わりで悩んでいる人、例えば、子供がかんしゃく持ち、自己肯定感が低い、きょうだいげんかが絶えないなど、あるいは学習障害や発達障害の子供をお持ちの親御さんはぜひ参加してください。
Reggio Emilia Class
9月12日(日)午後1時〜2時15分(2〜7歳)と3時〜4時15分(6カ月〜2歳)、10月14日(木)午前11時〜午後12時15分(6〜13カ月)と午後1時〜2時15分(1〜4歳)、11月以降は第2日曜日に開催。申し込みはフェイスブックから。
【問い合わせ】
facebook: mayu.nyc
~New Yorker’s English Expressions~ ニ&
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