グローバル時代の子育て

フォニックスの教え方 その3

英語のリーディング力を育てる上で大切なのが「正しい発音」です。英語の本を流ちょうに読むには、正しい発音を身に付けなければいけません。自己流の発音ではスラスラと流れるように英語の本を読めるようにはなりません。正しい発音を身に付けなければ、読書スピードが上がらず、読解力が向上しません。

英語の正しい発音を身に付けるスタートは「フォニックス」です。フォニックスは英語の五十音であり、英単語を構成している「音」を学ぶ学習です。英語には日本語には存在しない「音」がたくさんあります。これらを一つ一つ学ぶことで、子どもは美しい発音とリーディング力を身に付けることができます。

歌で教える

フォニックスを教える一番簡単な方法が「歌」です。フォニックスの要素が詰まった歌を聞かせることで、子どもはアルファベットの正しい音はもちろん、英語独特のリズムやイントネーションを身に付けることができます。

フォニックスの歌はインターネットで調べればいくらでも見つけることができます。Amazonはもちろん、Youtubeなどでもフォニックスの歌を無料で見聞きすることができます。これらを活用することによって、子どもはごく自然に英語の正しい発音を身に付けることができます。

またナーサリーライムやマザーグースなど、英語圏の子どもたちが聞くわらべ歌も英語のリズムと発音を身に付けることができる優れた教材です。英語のリズム感を身に付けるには「ライム」と呼ばれる音韻に触れることが欠かせません。ナーサリーライムを聞いているだけで英語の独特なリズム感を学ぶことができるのです。

アプリで教える

子どもが5歳前後になったらスマートフォンやタブロイドのアプリを使ってフォニックスを教えることができます。日本語のアプリもたくさん販売されていますが、お勧めは海外で開発された英語ネーティブ向けのフォニックスアプリです。英語だけのアプリでも子どもはすぐに使いこなせるようになります。

スマートフォンで「phonics apps」や「phonics application」などで検索してみましょう。いくらでも楽しそうなゲームやアプリが出てきます。まずは両親が試して子どものレベルに合ったものを与えてください。アプリは子どもにやらせっぱなしにしないように注意してください。1回の時間を15分や30分と決めて取り組ませるようにしましょう。

フォニックス以外にも「Preschool Apps」などのキーワードで探すと英語全般を学ぶことができるゲームやアプリがたくさん出てきます。これらを活用することで子どもは遊びながら英語知識を増やしていくことができます。繰り返しますが、アプリはやらせっぱなしにしないでください。

動画/DVDで教える

アプリ以外にもインターネット動画を使ってフォニックスを学ぶことができます。「Sesame Street」などの超有名番組はもちろん、YouTubeで「phonics lesson」「phonics for kidsと検索すればいくらでも無料の動画を見ることができます。

動画を選ぶポイントはできるだけ短いもので、教える内容がシンプルなもの。一つのトピックを教えるのに2分以内が理想です。長い内容は子どもがすぐに飽きてしまうので学習効果は高くありません。

フォニックスチャートで教える

フォニックス学習を始めたら、アルファベットチャートを子どもの目に入る場所(高さ)に貼りましょう。子どもは目に入るものを無意識に反復学習します。壁にチャートを貼っておくだけで子どもが自主学習してくれますので、ぜひ実行してください。

*フォニックスチャートは私のブログから無料ダウンロードできます。(ameblo.jp/tlcforkids

 

 

 

 

 

 

船津徹 (ふなつ・とおる)

TLC for Kids代表 教育コンサルタント

1990年明治大学経営学部卒業。大学卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。
しちだ式教材制作に従事。2001年ハワイ州ホノルルにてグローバル教育を行う学習塾
TLC for Kidsを開設。
2015年に
TLC for Kidsカリフォルニア州トーランス校開設。2017年上海校開設。
アジア諸国からの移民子弟を中心に4000名以上のバイリンガルの子どもの教育に携わる。
イエール大学、ペンシルバニア大学など米国のトップ大学への合格者を多数輩出。
著書に「すべての子どもは天才になれる、親(あなた)の行動で。」(ダイヤモンド社)、「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房)。

 

 

 

               

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