目標に向かって一つに ダンス以上の体験を

「ヒア・ウイ・ゴー!」。YUYU先生の掛け声で、キッズのヒップホップダンス・クラス「トリプルD・ダンス・アンリミテッド」のリモートクラスが始まり、子供たちが画面の向こうで元気に踊り始めた。

スタジオでのクラスは週1回だったが、昨年3月からリモートで週3回行っている。おかげで、コロナ禍にもかかわらず子供に体力がついたと喜ぶ保護者が多い。YUYUさんいわく、「リモートクラスでは運動不足解消のために、ジャンプやパンチなどの動きを取り入れて、筋肉を付ける運動を多めにしています」とのこと。

 

年齢も国籍も違うが、ヒップホップダンスが大好きな子供たちが集まっている

 

クールなヒップホップのリズムに乗って、YUYUさんの動きについていく子供たち。「手、まっすぐ、ワン、ツー、スリー。後ろにステップ、ワン、ツー、スリー」「クロス、ブンッ!」との先生の声に、両腕をクロスさせてポーズを決める子供たちは、年齢も経験もばらばらだがどの顔も真剣そのものだ。

ストレッチで体をほぐした後は、背中を後ろに反らせるブリッジに挑戦。「いいね、ミコちゃん」「ユミちゃん、久しぶりだから気を付けて」「アリサちゃん、ナイス!」「リコちゃん、無理しないでね」「リンちゃん、もうちょっと行けそう、頑張って!」とYUYUさんは、子供たち一人一人に声を掛ける。「子供はすぐに飽きてしまうので、なるべく声を掛けて、音楽もテンポの良いものを選んでいます」と気を配る。

フリーポーズの練習で汗を流した後は、「最後はみんなで楽しもう!」との先生の声に、この日習った新しいステップを取り入れて、軽快にリズムに乗る子供たち。「グッジョブ!」の声に顔がほころんだ。

フォレストヒルズ在住のチェンバリン夢さんは、「先生の教え方がとても分かりやすいので、息子のベンジャミン(5歳)は、今はブリッジも自分でできるようになりました。週3回のリモートクラスで筋肉もついてきて、すごくありがたいです」とその続行を望んでいる。

 

現在はリモートクラスのみで開催

 

練習を積み重ね、今年2月にはZoom発表会も開催した

 

上田美穂子さんの娘の清子(さやこ)ちゃん(10歳)は、クラスに参加して約3年。「先生は盛り上げ上手、褒め上手、そして一人一人をよく見てくださってすばらしいです。仲間と一緒に一つのことを作り上げる貴重な経験が、娘の精神的な成長にもなっています」と子供を見守る。清子ちゃんは、「大きくなったらヒップホップダンサーになりたいです」と笑顔を見せた。

姉妹で参加の凛ちゃん(9歳)と心瑚(ここ)ちゃん(7歳)のママの里見知佳さんは、「親にとっては、以前はできなかった振り付けができるようになったなあと、子供の成長が目に見えて分かるのが楽しいです」と話し、凛ちゃんは「クラスで踊っていると楽しくて元気になります」と目を輝かせた。

YUYUさんも子供たちも、次の目標に向かって練習を重ねている。

 

 

 

 

今週の先生
YUYUさん

 

クラスでは、個人個人のいいところを伸ばしながら、ダンスの上達だけでなく、みんなで目標を一つ決めてそれに向かっていくことも大切にしています。このクラスは小さい子も大きい子も同じ空間の中にいるので、大きい子が小さい子の面倒を見たり、小さい子が上の子に憧れて「あんなお姉ちゃんになりたい」と思ったりしているようで、クラスの中で成長してもらえます。

 

 

Triple D Dance Unlimited
毎週月、水、木曜日の午後4時〜5時にZoomでリモートクラスを開催している。
対象は5歳〜。
5月に野外パフォーマンスを開催予定。
詳細はメールで問い合わせを。
【問い合わせ】
dddunltd@gmail.com

 

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