知っておくと役立つ情報 大学進学目指してゲット

個別指導の家庭教師、進学・教育コンサルテーション、高校・大学の受験サポートなどを提供する、「フレックスラーニング」CEOのジャクソン悦子さんによる、「知らないと損をするアメリカ大学進学事情セミナー」が開催された。

この日は同セミナーの最終章となる、「アメリカの大学進学のための具体的準備」についての説明が行われた。

「知っているのと知らないのとでは、全く違います。知っていると本当に役立ちます」と力を込めるジャクソンさんに、「子供がのんびりしているので大丈夫かなと心配で」と、さっそく母親から相談が出た。

それに応えるかたちで、夏休みの過ごし方に焦点を充てるジャクソンさん。「夏休みにオンラインコースを取って、有名大学のクレジットを取得するという方法もあります」とその方法を説明していくと、「そんなこと知らなかった」と、参加者は身を乗り出して聞き入っていた。

アメリカの大学進学の概要(パート1)、ゴールまでの心構え(パート2)に続き、セミナーの最終話が行われた

 

「アメリカの大学は成績がいいだけではダメで、何か光るものが必要。人と違うものがあるといいですよ」と話すジャクソンさんは、推薦状の資料であるブラグシートの重要性を強調し、「親は子供ができることを残しておくことが重要です。野球大会やアート作品など、動画や写真などで記録しておきましょう」と、具体的なアドバイスを与えていた。

続いて、SATやACTなどの共通テストについて、学科の選択、共通エッセイの取り組み方、子供を支える親の心構えについて細かく解説していく。「学校選びって難しいわ」と心配そうな母親には、「でもアメリカの大学はトランスファー(転校)できますから」と、ジャクソンさんは心強い言葉を掛けていた。

 

子供や孫のために集まった参加者たちは意気投合

 

参加者は熱心にメモを取りながら、質問や相談を投げ掛けていた

 

ジュエリーデザイナーで大学教授の松岡晃代さんは、「16歳の息子がいます。学校では得られないような話が聞きたくて参加しましたが、とてもためになりました。息子は料理が得意なので、それをもっとアピールすればいいと分かってよかったです」と声を弾ませていた。

ファッションコンサルタントの宮田麻理寿江(みやたまりとしえ)さんは、「日本にいる孫が、アメリカの学校に進学したいというので参加しました。学業成績がいいだけでは合格できないなど、実践に役立つノウハウを教えてもらえました。学んだ情報をすぐ孫に送ります」と話した。

ニュージャージー州から参加したハーレー久美子さんは、「小学6年生の子供がいますが、日本と進学事情が全然違うので、小さいうちから準備が必要だと思い参加しました。知らなかったことだらけでショックを受けましたが、重要な知識をたくさん得ることができました。参加して良かったです」と喜ぶ。

セミナー終了後も、ジャクソンさんを囲んで質問や相談が飛び交っていた。

今週の先生
ジャクソン悦子さん

今回のような少人数の勉強会は、同じ目的を持つ人たちが集まっているので、話を聞きやすいだけでなく、自分も話がしやすいというメリットがあります。みんなで悩みや体験を話し合い、理解しあうサポートグループのような勉強会です。せっかくのいい機会なので、駐在員の人も、子供をアメリカの大学に進学させるというオプションを視野に入れて、興味を持っていただきたいです。

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