~New Yorker’s English Expressions~ ニ&
2019年12月、子供連れのママたちが集まる中、濱田サラさんによる「英会話レッスン」が行われた。サラ先生のご主人は日本人で、日本にも8年滞在した経験を持つ。
普段のレッスンでは、前半は文法や生徒からの質問、後半は会話を中心に進めている。この日は、午前中のレッスンということで、お菓子とお茶で穏やかにスタート。頭をスッキリさせるために、まずは三つの簡単な文章を英語で作成し、そのうち一つだけ嘘の話を織り込むゲームで、軽く英語脳に切り替える。
三つのストーリーを話す生徒に対して、サラ先生が「どれが真実だと思いますか?」と他の生徒に尋ねると、「どれも本当っぽい」と言いながら迷う生徒たち。一人一人考えた文章を読む際、話す生徒の発音や文法の並び方など、やさしく直しながら正しい英語を教えるサラ先生。
その後、この日のメインとなる「病院で子供の病状を医師に伝える英単語」へ。
最初にサラ先生が、日本の病院での自らの経験を踏まえて、「薬は? 治療は? どうすればいいの?」と、みんなが経験する事を英語で伝える難しさを語った。
配布されたテキストを基に、時にはジェスチャーや日本語を交えながら、サラ先生の発音に合わせて、「fever(発熱)、phlegm(たん)、rash(発しん)、chills(悪寒)、blister(水膨れ)、dizzy(めまい)」などの症状を、一つ一つ発音しながら説明順番に繰り返す。
次は病名を同じように、「pneumonia(肺炎)、asthma(ぜんそく)、anemia(貧血)、measles(はしか)、rubella(風疹)…」と続ける。発音で戸惑う生徒に、ゆっくりと単語を区切りながら伝えるサラ先生に、「もう一度お願いします」と、まねをしながら必死に発音しメモを取る生徒たちは真剣そのもの。
最後に、この日の授業のおさらいしながら、次回に向けて宿題を出していた。
初めて参加した高山紀子さんは、「妊娠、出産で機会が遠のいていたので、これから通い続けたいなと思いました。テキストを見ながら、症状を表す単語を一つ一つ説明してくれるので、とても分かりやすかったです。」と話した。
6歳と1歳半のママ、笠見奈央さんは、「子供の学校課題を手伝うためにも、英語をきちんと学びたいと思い参加しました。子供を連れて来られるので助かりますし、生活で使うテーマを分かりやすく説明してくれるので、ありがたいです」とほほ笑んだ。
初参加の川野亜弥さんは、「先日も子供を病院に連れて行ったばかりなので、とても勉強になりました。医師に病状を伝えるのは難しいですし、子供のことですから、聞いたことのある単語があれば、お医者さんの話も理解できるようになりそうです」と語った。
レッスン後も、ホリデーシーズンの過ごし方など、話が尽きなかった。
今週の先生
濱田サラさん
マンハッタン、ブルックリン、ニュージャージーで、グループレッスンを中心に教えています。「教えることは私にとって生きがい」だと思っています。「英語を学びたい」「英語でもっと話したい」という意欲のある人は、どなたでも歓迎です。子供連れの参加も可能ですし、初めての人にはトライアルコースも用意しています。一緒に英語を楽しく学びましょう。
Sara’s Eikai WaiWai
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初心者、子供連れの参加も歓迎。
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