春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜
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料理研究家の五十嵐初音先生が主宰する料理教室「FIVE or UNDER」。4人の子供の母でもある初音先生は、「5つ以下の食材で作るおもてなし料理をコンセプトに、忙しい方でも手作りを諦めないで済む、シンプルで見た目も美しいレシピを紹介していきます」と説明した。
クラスは毎回、カクテル(ノンアルコールも用意)で乾杯し、歓談してからスタート。毎回テーマを決めて、それに合ったメニューを学ぶが、この日のテーマは「オータム・イン・パリ」で、初音先生が南フランスに留学中に家庭料理を学んだ、イチジクの中にピスタチオやピーカンナッツを詰めてトーストした「スタッフド・フィッグ」や、ムール貝とフライドポテトのセット「ムール・フリット」などの料理法をデモンストレーション形式で伝授した。
そして、この日メインである、牡蠣(かき)の殻むきに入る。専用のナイフや手袋がテーブルに並べられ、主役の牡蠣が登場。初音先生が特別なルートで入手した100個の牡蠣が出てくると、「うわっ、大きい!」「潮の香りがする」と、参加者から歓声が上がった。「鮮度のいいものは開けやすいので、匂いを嗅いで生臭くないものを選んでください」と選び方を説明した後、「では、安全第一でやりましょう」と声を掛けた。
「ナイフを殻の間に入れて横移動で切ると、きれいに開きます」と、初音先生がお手本を見せた後、参加者が自分でやってみる。「刃の先は5ミリだけ使って」「角度が分かったらスッと入ります」とアドバイスすると、「できた、できた!」「あっ、開いた!」と次々に声が上がる。「一度コツを覚えたら、これからずっとできるようになりますよ」と、初音先生もうれしそうだ。時々、開けたばかりの生牡蠣を口に入れて、「あー、甘い」「おいしい!」と味わう贅沢な体験も。
「洋梨のアーモンドケーキ」も焼き上がり、食卓を囲んでワインで乾杯、自分たちで開けた生牡蠣を堪能した。
何度か教室に参加している藤田麻里さんは、「再現性が高いレシピなので、習った料理は毎回作っていて、我が家の定番料理になっています。アメリカの食材を使った料理を取り上げてくれるので、うまく使えるようになりました」と話す。
銀行でIT勤務の福田亮さんは、「自分で牡蠣が開けられるようになりたくて参加しました。料理が好きなので、料理の仕方がよくわからない食材の調理法も学べてよかったです。普段忙しいので、少ない食材をうまく組み合わせておいしく料理する工夫も学べました」と大満足だった。
赤ちゃん連れで参加の石本育栄さんは、「子育て中なので、毎回少ない食材を使ったシンプルでおいしい料理が学べて助かります。牡蠣の殻を開けるのは初めてでしたが、コツがつかめてきて楽しめました」と、次回を楽しみにしている。
FIVE or UNDER
ニュージャージー州チャタムで、クラスを開催している。
月に1回マンハッタンで出張クラスを開催。場所や日程などの詳細は問い合わせを。
いずれも子供連れでの参加歓迎。
【問い合わせ】fiveorunder.nj@gmail.com/five-or-under.com
~New Yorker’s English Expressions~ ニューヨーカーが使う自然な英語
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