親子で自由に巻こう かわいく楽しく制作

動物やキャラクター、花や文字などの図柄になるように、具材を工夫して乗せて巻いた「デコ巻きずし」。「日本デコずし協会」のレシピをアレンジして作る、「デコ巻きずしマイスター」の杉本美咲さんは、「デコ巻きずしレッスン」を開催している。

4人の子供のママでもある杉本さんは、日本では自宅教室やカルチャーセンターなどで教えていた。「皆さんの様子を見ながら進めていきます。もし失敗しても、いくらでも修正できるので自由に楽しんください」と、大らかで心強い杉本さんに引かれて、毎回大勢の親子が集まっている。

この日はみんなで、おさかなとクマのデコ巻きずし作りを楽しんだ。杉本さんの説明に従って、巻きずしの上にのりを置いて酢飯を広げていく。具材として、おさかなにはチーズスティックを、クマにはサラダ菜や卵焼き、肉と玉ネギを炒めたものを使う。

おぼろと桜でんぶのピンクの混ぜご飯は、おさかなのウロコに。かつお節を混ぜたご飯は、クマの耳と体になる。エプロン姿の子供たちも、うれしそうに小さな手で、ご飯や具材をのせていた。

 

杉本さんが合間合間に、「のりが割れないように、酢飯によくなじませてからカットするとうまくいきます」「巻く時には、ぎゅっと巻きずしの上から手前に引いて押さえるとしっかり巻けます」と、コツも教えてくれる。

 

子供たちもママと一緒に、巻いたり、切ったり大奮闘していた

 

巻き終わると、いよいよ切っていく。子供たちもママが見守る中、包丁を握って挑戦。「ラップしたままの方が切りやすいです」「一回切った後、包丁を水で拭くときれいに切れます」と、ここでも杉本さんがコツを伝授。最後の仕上げに、小さく切ったのりで作った目や口をつけて完成。「わー、うれしい!」「かわいい!」とみんな大喜び。

 

季節をテーマにしたものや日本の文化にちなんだもの、ドラえもんやアンパンマンなどのキャラクターずしを作ることも

 

主婦の中山恵子さんは、「一度ぜひやってみたかったので、娘と一緒に参加しました。丸く形を整えるのが難しかったですが、先生がおもしろく教えてくれるので楽しかったです。食材もチーズや卵など簡単なものなので、自分でもできそうです」と、自宅で挑戦したいとのこと。

6歳と9歳の娘さんと初参加の高橋まりさんは、「初めて挑戦しました。切るのが難しくて緊張しましたが、先生が明るくて大らかで、丁寧に教えてくれたのがよかったです。女子はかわいいものが大好きなので、娘たちもとても喜んでいました」と、親子ですてきな時間が過ごせたようだ。

インタビュアー&ライターの鯰(なまず)美紀さんは、「娘がアートが好きなので興味を持ち、集中してやっていました。私も日常と違った時間を過ごせました。自由に楽しもうという先生のスタンスがとてもいいですね」と話した。

杉本さんは、「楽しんで作っていれば、いつの間にか上手にでき上がっています」とほほ笑んでいた。

 

今回、マンハッタンやクイーンズ区から参加した親子たち

 

Deco Maki Sushi Class

不定期で月1回開催。
場所や日程などの詳細は、問い合わせ先へ。
子供連れや初心者歓迎。
【問い合わせ】misakihanko@gmail.comFacebook: @msrollclub

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1074

風を感じる

新型コロナウイルスの影響により、普段あまり気にしていなかった「換気」に注目が集まっている今、やはり「風」が生活のポイントといえるだろう! そこで、今号では身近な場所で「風をどこまで感じられるか」をテーマに、NYCや近郊で体験できる場所を紹介していく。

Vol. 1073

パンデミック明けのヘルスチェック

個々の努力が実り、パンデミックも鎮静化して来たニューヨーク。「まだまだ予断は許さない!」と警戒する人も多いが、そろそろコロナ以外の健康にも目を向けよう。ニューヨーク近辺にオフィスを構える医師5人に、「今、どんな健康被害が心配か」を聞いた。

Vol. 1072

今こそ、サステナブルな行動を!

今年1月、国連でSDGs(持続可能な開発目標)を達成するための「行動の10年」がスタート。温暖化の加速で地球が警鐘を鳴らし、自然環境を保持するサステナブル(持続可能)な暮らしが求められている。今こそ、できることから行動を起こそう!

Vol. 1071

新学期が始まる

新型コロナウイルスを意識しながらの登校再開か、遠隔授業か…今年は特に、子育てで悩む保護者も多いだろう。この秋学期を有意義にするには、どうすればいい? さまざまな立場の「教育者」に話を聞いた。