クラフトビール好きの輪が広がる乾杯コラム

今日もビールがうまい! クラフトビール好きの輪が広がる乾杯コラム <Vol.24>

本場アメリカのブルワリー&ビア・バー巡り

米国にはブルワリーと呼ばれるクラフトビール醸造所が多く存在する。国内においてブルワリーの数は9,200以上(※1)、ニューヨーク州だけでも440以上あり、大手ビールメーカーにまで成長した醸造所もあれば、地元の人々に長年愛されているような小さな醸造所もある。そんなビールの歴史と奥深さを探求し、ニューヨークを中心に注目のブルワリー&ビアバー紹介していく。

(※1)アメリカ・ブルワーズ・アソシエーション調べ/www.brewersassociation.org


ウィリアムズバーグ地区にあるビアショップ「ビアブティック」は、2012年にオープンして以来、地元の人々を始めビール愛好家たちに愛されているお店だ。ビールとサイダーの缶やボトルを300種類ほど扱っており、ニューヨーク州を中心に東海岸で醸造されるビールを80%ほど、国内外のビールを20%ほどという割合。

地元産のサイダーやスパークリングカクテル

マーシャさんおすすめの3本。左から、NH州のシューリング・ビア・カンパニーのミュンヘナーヘレス、スティルウォーターの日本酒風セゾン、ノッチブルーウィングのフレンチスタイルピルスナー

樽から入れたての生ビールや生サイダーのお持ち帰りもあり、選りすぐりの新作ビールを店頭で専用の容器に入れて持ち帰り、自宅で楽しむこともできる(容器は無料)。ラガーやIPA、スタウト、セゾンなど種類も豊富で、金曜日の夕方は自宅で生ビールを楽しみたいという顧客で混み合うそうだ。ビールのデリバリーも受け付けており、オンラインで注文も可能。また定期的にセールやキャンペーンを行い、普段手を伸ばさないようなクラフトビールでもお得に買い求めることができる。以前は店の中央にテーブルを配置していたが、現在は撤去し新しい棚を置いて商品数を大幅に増やす予定なんだそうだ。

生ビール&サイダーのメニューとマーシャさん

看板犬のシャローモくんは、お店のインスタグラムにも度々登場していて自身のアカウントもあるアイドル犬

オーナーのヴィタリーさんとマーシャさんは、いつ訪れてもフレンドリーな対応と評判で、その親近感が湧く接客が常連客を惹きつけている理由だろう。看板犬のシャローモくんも愛嬌があり、訪れる客に挨拶をしてくれる。訪れるとホッと心が温かくなるような同店へ是非足を運んでみてほしい。


Brooklyn-Queens Expy(通称BQE)とユニオンの角にある

Beer Boutique

497 Union Ave., Brooklyn, NY 11211

TEL: 718-599-0020

beerboutiquenyc.com

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1247

我らのドジャース

大谷翔平選手の一挙手一投足から目が離せない。スポーツ報道でLAドジャースの名前を見ない日はない。5月1日現在の勝率・621でナ・リーグ西部地区トップ。そのドジャースが、5月末には対NYメッツとの3連戦、6月には対NYヤンキースとの交流戦で当地にやって来る。NYジャピオン読者としては憎き敵軍なるも大谷選手の活躍に胸が熱くなる複雑な心境。だが、LAドジャースの「旧姓」はブルックリン。昔はニューヨークのチームだったのだ。

Vol. 1246

人気沸ピックルボールを楽しもう

あちこちに花も咲き乱れ、4月に入りニューヨークにも春が到来した。本号ではこれからの季節、屋外でも楽しめるピックルボールを紹介する。テニスよりも狭いスペースで出来るピックルボールはここ数年、ニューヨークでも人気だ。

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。