この店の話題をひとくち

【YAO】伝統とモダンが共存する一皿 新時代の広東料理

YAO

伝統とモダンが共存する一皿新時代の広東料理

「家宴(Jia Yan)6品コース(138ドル)」は、鮑やタラバ蟹など高級魚介類をふんだんに使った前菜からアンガス牛のグリル、長寿麺料理、デザートまで味わえる。写真は「黒トリュフがけ海老餃子」

最近ファイナンシャルディストリクト地区の中心にオープンしたYAOは、高級食材を使用した広東料理をカジュアルに再考したレストラン。以前ソーホー地区にあり絶大な人気を誇っていたレストラン、オーガスト・ギャザリングのシェフ兼オーナーのケニー・レオンさんと共同オーナーのトーマス・タングさんが新しくオープンした店として今、中華料理界で話題だ。開放感のある吹き抜けの店内には、ダイニングエリア、バーエリア、個室も用意されており、ビジネスやデートなどさまざまシーンに利用できそうだ。

「長寿麺料理」は濃厚な鮑ソースと柔らかな蛸、モチモチの麺が絡み合い食べ応えのある一品

「揚げ鮑の金箔包み」は、金色に輝く鶏がらスープと絡めていただく

彩り美しい前菜の数々や豪快な肉や魚介の大皿料理など上質なものを気軽に味わえるアラカルトをはじめ、中国語で家族の絆を育む宴会を意味する「家宴(Jia Yan)」と呼ばれる6品のコース料理がある。ハイライトは鶏がら出汁の金色に輝くスープに黒トリュフをトッピングした海老餃子や、鮑を揚げて金箔に包んだ前菜など。蛸をふんだんに使用した長寿麺はモッチリとした麺に濃厚な自家製鮑ソースと絡みリッチなパスタのような味わいだ。伝統的な広東料理をモダンに昇華させた内容に舌包みしてみては。


YAO Modern Cantonese Cuisine

213 Pearl St., 2nd Fl.

TEL: 917-265-8119

yaonyc.com

               

バックナンバー

Vol. 1300

ガチなニューヨーカーには、必ずお気に入りのアイスクリームがある NOアイスクリーム、NOニューヨーク!!

ようやく初夏の陽気になってきたニューヨーク。メモリアルデーには冬場クローズしていたプールや野外イベントもオープンしました。昔からなぜかアイスクリームが大好きで、必ず地元に一軒はお気に入り店があるニューヨーカーたち。とっておきの新旧名店をご紹介していきます!

Vol. 1299

6月はイベント盛りだくさん ブラックカルチャーを体感しよう!

6月19日は米国の奴隷解放を記念する祝日「ジューンティーンス」。1865年の同日、テキサス州で奴隷として扱われていた人々に自由が告げられたことに由来し、19世紀後半からアフリカ系米国人のあいだで祝われてきた。2021年には米国の新たな祝日に制定。毎年この時期のニューヨークは、パレードやカルチャーイベントが目白押し。この機会にブラックカルチャーに触れてみよう!

Vol. 1298

私たち、なことてま

気になるビジネスを深掘りする連載企画。今回は、新たなプロジェクトに取り組むTICレストラングループ代表のボン八木秀峰

さんと、治療だけではなく健康維持のためのイベントも開催する

FuncPhysio(ファンクフィジオ) の理学療法士小崎裕也さんに話を伺った。

Vol. 1297

今話題のプランタンニューヨーク

今年3月下旬に、160年の歴史を持つフランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)が、ウォール街に米国初出店を果たした。「百貨店ではない」をコンセプトにした小売りの新時代を切り開く新しいリテールモデルを目指す、今号ではそんな話題のプランタンニューヨークの魅力を探ってみた。