クラフトビール好きの輪が広がる乾杯コラム

今日もビールがうまい! クラフトビール好きの輪が広がる乾杯コラム <Vol.18>

本場アメリカのブルワリー&ビア・バー巡り

米国にはブルワリーと呼ばれるクラフトビール醸造所が多く存在する。国内においてブルワリーの数は9,200以上(※1)、ニューヨーク州だけでも440以上あり、大手ビールメーカーにまで成長した醸造所もあれば、地元の人々に長年愛されているような小さな醸造所もある。そんなビールの歴史と奥深さを探求し、ニューヨークを中心に注目のブルワリー&ビアバー紹介していく。

(※1)アメリカ・ブルワーズ・アソシエーション調べ/www.brewersassociation.org


500種類以上ものビールと20種類以上のドラフトビールを扱うビール専門店のトップ・ホップス・ビール・ショップ。入手困難なビールやヨーロッパ、米国内のレアなビールなどオタク級の品揃えが自慢だ。新しいクラフトビールファンからビールマニアまでとにかくビール好きが喉を潤しに集まる。

大きな髭がトレードマークのオーナーのテッド・ケニーさん

プライベートパーティーやイベントなどで振る舞われるクラフトビールは専用のアイコニックなトラックからサーブされる

オーナーのテッド・ケニーさんは、元々ローワーイーストサイド地区の中心にあるオーチャード通り沿いに最初の店を構えたが、2021年の春に建物の売却により創業以来9年間愛され続けてきた店舗を閉店した。現在は、エセックスマーケット内と、ユニオンスクエアのアーバンスペース内に店舗を設ける。また、プライベートパーティーや企業イベントへの出張を行いクラフトビールの魅力を広めている。

2021年に閉店となった第一号店。最終日は多くのファンが訪れたそうだ

クラフトビール専門家のケビン・ブルックスさんによる90分のクラスでは6種類のビールが紹介されながら学ぶことができる。軽食つき

同店ではビールとチーズのペアリングが楽しめるクラスや、クラフトビールの専門家から学べるクラスが設けられており、ビールの次なるステージを体験できるのも魅力だ。「エールとラガーの違い」や「そもそもビールは何から作られているのか?」などビールの基本知識を始め、主要なビールのスタイルや味、ホップや酵母、大麦の種類などを学ぶことができる。上質のビールを嗜みつつビール好きの仲間とともに知識を深めることができる。これぞクラフトビールの醍醐味ともいえよう。


フードコート内を散策しながらビールに合うおつまみ探しみもできる

Top Hops Beer Shop

88 Essex St.

TEL: 917-261-2561

tophops.com

               

バックナンバー

Vol. 1297

今話題のプランタンニューヨーク

今年3月下旬に、160年の歴史を持つフランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)が、ウォール街に米国初出店を果たした。「百貨店ではない」をコンセプトにした小売りの新時代を切り開く新しいリテールモデルを目指す、今号ではそんな話題のプランタンニューヨークの魅力を探ってみた。

Vol. 1296

いつだってキレイでいたいっ! 日系人に優しい! 最新「プチ整形」事情

男女問わず、いつでも若々しく美しくいたいという気持ちは誰にでもあるもの。しかしながら、美容整形大国の米国とはいえ、人種や肌タイプの違い、費用の高さや言葉の壁など、ローカルの美容皮膚科や美容外科に通うのはちょっぴり不安…。そんな読者の声にお応えし、今夏の日本一時帰国の際にも使える、日本の最新「プチ整形」事情をご案内していきます!

Vol. 1295

大人も楽しいブロードウェーミュージカル

ニューヨーク演劇界のアカデミー賞と言われる第78回「トニー賞」の発表(6月8日)が近づいてきた。コロナ禍による低迷から完全復活したブロードウェー劇場はどこも連日満席の賑わい。毎晩、40以上の舞台で超一流の歌や踊りや悲劇喜劇が繰り広げられている。ファミリー向けでロングランの「ライオンキング」「アラジン」「ウィキッド」「ハリーポッター」は相変わらず人気トップだが、中には大人の鑑賞にふさわしい作品もある。比較的新しい舞台を中心に成熟世代が気になるブロードウェーをご紹介する。

Vol. 1294

私たち、なことてま

気になるビジネスを深掘りする連載企画。今回は「丁寧・フレキシブル・手頃な価格」で親しまれる引っ越し業者ターザンムービングの代表・ホセさんと、個々の状態に応じてカスタマイズした施術を行う、マッサージ・セラピストの秋山さんに話を伺った。