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ペンステーションからNJトランジットで2時間弱。旅行雑誌が「ジャージーショアで最もクールなビーチ」と絶賛するアズベリーパーク。その魅力の一端を紹介しよう。
米国にはブルワリーと呼ばれるクラフトビール醸造所が多く存在する。国内においてブルワリーの数は9,200以上(※1)、ニューヨーク州だけでも440以上あり、大手ビールメーカーにまで成長した醸造所もあれば、地元の人々に長年愛されているような小さな醸造所もある。そんなビールの歴史と奥深さを探求し、ニューヨークを中心に注目のブルワリー&ビアバー紹介していく。
(※1)アメリカ・ブルワーズ・アソシエーション調べ/www.brewersassociation.org
ニューヨークのクラフトビール業界でひときわスタイリッシュな存在感を放つエブス・ブルーイング・カンパニー。「ブルックリンで生まれ、人々のために醸造されるビール」をキャッチフレーズに2020年にウィリアムズバーグ地区に醸造所兼タップルームをオープンした。同年にはデンマークのビール醸造会社ミッケラーがニューヨーク・メッツの本拠地シティフィールドにある醸造所を閉鎖したことを機に、CBDを含む製品を使用したファウンテンと呼ばれるハードセルツァーのファウンテンビバレッジとエブスが1万平方フィートの敷地を引き継ぐ形で醸造所とタップルームオープンし、野球ファンからも愛されるクラフトビールブランドに急成長した。
同ブルワリーの特徴的なパッケージデザインやブランディングを手がけているのは、米国を代表するグラフィックデザイナーのマイケル・ビェルートである。また売れっ子イラストレーターのクリス・デロレンゾや、レナード・コックらとパッケージデザインをコラボレーションして話題を呼んでいる。シンプルに白黒カラーを基調とし、簡単にビールの種類が識別できるように「ラガーNo.1」や「スタウトNo.1」などと醸造スタイルとレシピ番号によって名付けられているのも特徴的だ。
「ラガーNo.1」はドイツスタイルのピルスナー。軽くてクリスプなキレのあるビール。後味にほのかに残るフローラルな香りが特徴
同ブルワリーのIPAの中でも代表的な「IPANo.7」はヘイジーIPAとは思えぬマイルドでトロピカルな味わいが近年、クラフトビール業界ではユニークな名前と派手なデザインを競い合うような風潮があるが、同ブルワリーはそれらとは一線を画すアプローチが感じられる。
近年、クラフトビール業界ではユニークな名前と派手なデザインを競い合うような風潮があるが、同ブルワリーはそれらとは一線を画すアプローチが感じられる。
店内はまるでアートギャラリーのような雰囲気
シティーフィールド店はシーバウェー通り側が入り口になる。試合がある日は開始2時間前からオープンしているので、試合のある日は野球ファンの憩いの場として多くの人で賑わう
週末は地元のバンド演奏やアートイベントなどが開催され、感度の高い若者の集まるスポットとしても知られている
EBBS Brewing Co.
182 N. 8th St., Brooklyn, NY 11211
TEL: 347-763-0035
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