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かつては前衛的なエリアとして多くのアーティストやミュージシャンが集まり常に話題や逸話を生み出していた80年代のイースビレッジ。その中心で、多くの人々のお腹と心を満たしてきたモロッコ家庭料理の店「カフェ・モガドール」。若き日の著名人も数多く訪れた同店は今年で40周年を迎え、ニューヨークのレストラン文化を語る上で欠かせない存在となっている。
同店のメニューは、創業者であるリビィカさんが母親のレシピからインスパイアされたものだという。タジン鍋でハーブと一緒にじっくり煮込んだ「チキン・タジン」や「ラムのスネ肉・タジン」、プチっとした独特な食感が特徴のパスタ料理「クスクス」、ヒヨコ豆とタヒーニのペーストの味わい深い「フムス」、これからのシーズンにピッタリのフェタチーズと旬の野菜がふんだんに入った色鮮やかな「グリークサラダ」などが定番人気だ。週末の朝になるとモロッコ風の朝食をお目当てに1、2時間待ちも当たり前。現在はリビィカさんの親族が経営を引き継ぎ、ブルックリン区のウィリアムズバーグ店ともに大盛況だという。
中東スタイルで朝ごはんを味わえる「ミドルイースト・ブレックファースト(16ドル)」
ひよこ豆のペースト「フムス(9ドル)」は野菜やピタと呼ばれる中が空洞になっている平たいパンにディップしていただく
Cafe Mogador
101 St Marks Pl.
TEl: 212-677-2226
cafemogador.com
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