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日本発、植物由来の代替肉家庭で楽しむ幅広いラインナップ

日本で植物由来の代替肉を開発、販売する「ネクストミーツ」が米国進出を果たした。近年、健康志向でサステナブルだとして注目される代替肉。温室効果ガス排出量の約15%が肉の生産によるものであることから、動物性食品の消費削減は地球環境改善につながるという。

写真の「ネクストカルビ1.1(3パック/$17.99)」は、世界初の植物性焼肉のカルビ味。歯応えがしっかりしており、味も見た目も肉そのもの

ネクストミーツUSAのCEO、照井公基さんは、新しいスタンダードを定着させるには地球に優しいだけでなく「従来の肉製品よりもおいしいものを提供する必要がある」と話す。「ネクストカルビ」はしっかりとした食べ応えがあり、従来の大豆ミートにはない肉肉しさが感じられる。本当に焼肉を食べている感覚を十分に味わえて満足感がある上に、本物の肉を食べた後にくる胃もたれや胸焼けがないのがうれしい。

「ネクスト牛丼」や「ネクスト焼肉」シリーズの他、「ネクストバーガー」「ネクストチキン」「ネクストポーク」などラインアップは幅広い

現在、ウェブサイトから商品の購入が可能で、ニューヨークでは和牛専門店「J-Spec」でネクストミーツを使ったメニューが食べられる(写真左下)。今年の5月からは米国に委託工場を設置し、米国向けの商品も作り始めるという。これを機に、食卓に代替肉という選択肢を入れてみては。

Photos by Aya Kishimoto

Next Meats
nextmeats.us

J-Spec Wagyu Dining
239 E. 5th St.
TEL: 212-287-0107
jspec-ny.com

 

 

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