この店の話題をひとくち

伝統的なジョージア料理 ヘルシーな自家製レシピが名物

アッパーイーストサイドに構える、知る人ぞ知るジョージア料理店が「オダハウス」だ。もともと市内初のジョージア料理店として2013年にイーストビレッジに第1号店をオープンし、19年5月に現在の場所に移転した。

 

「Adjaruli($19)」は真ん中にフォークを入れ、ポーチドエッグと濃厚なチーズ、バターをぐるぐると混ぜ合わせてから、もちもちのパンを付けていただく

 

同店の地中海料理、ジョージア料理、ヨーロッパ料理をミックスしたヘルシーでユニークなメニューは、オーナー兼シェフのマイアさんが全て考案。オーガニックにこだわった親しみやすい家庭的な味が人気だ。

またワイン発祥の地でも知られるジョージア産のワインのみを豊富に取り扱っており、料理とのマリアージュにも最適。

最もポピュラーな郷土料理、ハチャプリ(チーズブレッド)は8種類以上提供。自家製スルグニチーズとイメルリチーズをふんだんに使用した定番の「アジャルリ」から、ヨーグルトで練ったしっとりした生地がたまらない「イメルリ」まで、数人でシェアしながらさまざま楽しめる。

コリアンダーが効いたジョージアンサラダなどのビーガン、グルテンフリーメニューも豊富なので、健康志向の人にもおすすめの一店だ。

 

大きな見た目のジョージア版小籠包ともいわれるヒンカリ。一口かじると中から熱々でジューシーな肉汁が溢れ出す。手でつかんだら逆さにして食べるのがルール

 

 

 

Oda House

406 E. 73rd St.
(bet. 1st & York Aves.)
TEL: 332-216-4747
odahouse.com

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1240

今年のセントパトリックデーはイル文化を探索しよう

3月17日(土)のセントパトリックデー(Saint Patrick’s Day。以下:聖パトリックデー)が近づくとニューヨークの街中が緑色の装飾で活気づく。一足先に春の芽吹きを感じさせるこの記念日は、アイルランドの血を引く人にとっては「盆暮れ」と同じくらい大事。大人も子供も大はしゃぎでパレード見物やアイリッシュパブに出かける。聖パトリックデーとアイルランド魂の真髄を紹介する。