この店の話題をひとくち

ビルマ料理って?逆境でもニューヨークで人気の新名店

ビルマ(ミャンマー)料理とはどんな料理だろうか?辛い?薄味?ブルックリン区プロスペクトハイツにあるレストラン「ラングーン」のオーナー、ダニエル・ベンディーさんいわく、答えは「一皿ごとに違う!」。 タイ、インド、中国などのグルメな国に囲まれて発展したビルマ料理は、それぞれの特色を盛り込んで、非常に多彩な側面を持つようになった。

人気メニューの「Sweet & Tangy Braised Pork($19)」は、まるで豚の角煮。ホロホロにほどける肉に甘いタマリンドソースが良くしみていて、思わずほっこりした気持ちに

同店はロックダウン直前の2月15日にオープンしたが、即座に屋内営業禁止に。しかしニューヨークタイムズ紙が取り上げたことで人気が爆発、今ではピックアップもデリバリーもやめて、店前と中庭での営業だけに集中しているそう。

この店では、何を頼んでも「ちょうどいい」。われわれがアジア人だから特に親和性が高いのかもしれないが、サンショウの効いたタマリンドソースや、香り付け程度に抑えられたターメリック、どこか懐かしいショウガを使った煮込みなど、どれも味が濃過ぎず、箸が付けやすいのだ。ドリンクはナチュラルワインの取りそろえが自慢だ。コクのある、キリリと冷えたスペイン産オレンジワインが、ペアリングに好適。

ヘルシーにいくならブランジーノの焼き物+3種のソースで

アペタイザーにはタマネギのフリッターがおすすめ。

Rangoon
500 Prospect Pl.
Brooklyn, NY 11238
TEL: 917-442-0100
rangoon.nyc

               

バックナンバー

Vol. 1288

NYでカラオケ

1960年代後半、日本で発祥し国民的娯楽となったカラオケ。80年代以降、台湾や韓国などアジアをはじめ、海外に進出したカラオケは、今や北米やヨーロッパでもみんなに愛されるエンターテインメントとなっている。ここニューヨークでも「KARAOKE」の看板を見掛けることもしばしば。今号では、カラオケで上手に歌うコツや市内にあるカラオケ店を紹介!思い切り歌って騒いで、ストレスを発散しよう!

Vol. 1287

スタンドアップコメディーを見に行こう!

マイク1本で客を笑わせるスタンドアップコメディー。その内容は時事ネタや政治・経済、人種、宗教からジョークや下ネタまで幅広い。今回は、ニューヨークで奮闘する日本のお笑い芸人・村本大輔さんや、コメディーショーのプロデューサーとして活躍するドリュー・ビークラーさんらに、ニューヨークのスタンドアップコメディーについて話を聞いた。

Vol. 1286

私たち、こんなことやってます!

気になる企業を深掘りする連載企画。今回はPi Water Inc.の代表 太田光子さんにインタビュー。

Vol. 1285

今年のサマーキャンプはダンスで体を動かそう!

毎年どのような夏の過ごし方をしようか保護者は頭を悩ませるもの。しかしサマーキャンプは思い切って新しい分野に挑戦するいい機会。今年はヒップホップやジャズ、コンテンポラリーダンス、バレエで思いっきり体を動かす夏はいかが。