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1890年に建設された、アッパーウェストサイドのエンディコットホテルを改装して2014年にオープンしたのが、アメリカ料理店「ザ・ミリング・ルーム」。鉄の柱にレンガの壁と、少しインダストリアルな雰囲気が、肩肘張らないディナーに好適。エグゼクティブシェフは、ロンドンを中心にミシュラン星獲得店で経験を積んだマーカス・ウェア氏。
ニューヨーク近郊で生産された食材を中心に使う同店は、野菜本来の味を生かしながら、色鮮やかにメニューに取り入れることが得意。例えばプリマベーラパスタはアスパラガス、ファバビーンズ、イングリッシュピー、ハーブペーストと緑尽くしだが、野菜の甘みとコクが前面に出ていて、野菜嫌いでも一食の価値あり。このメニューをはじめ、アペタイザーはいずれもシェア前提のボリューミーサイズなので、グループで分け合うと楽しい。
メインメニューのナスのオレンジソース掛けは、甘みよりもヒヨコ豆の味わいが強めで、ややユニークな味わい。さっぱり風味のホタテのソテーとのペアリングがちょうどいいかも。
The Milling Room
446 Columbus Ave.
(bet. 81st & 82nd Sts.)
TEL: 212-595-0380
themillingroom.com