ハーブ料理コンシェルジュ・小早川愛さん直伝!おうちで簡単「ハーブレシピ」

プロに聞く、自粛中におうちで簡単に作れるレシピ。今回は、初のハーブレシピ本を発売したばかりで、ハーブ料理コンシェルジュとして活躍する小早川愛さんによる、「切り身で作る簡単ハーブアクアパッツア」を紹介します

 


<今回使用したハーブについて>

タイム・・・気品のある香りが特徴。魚料理をはじめ、トマト、チーズとの相性が抜群で免疫力を上げる効果がある

レモングラス・・・爽やかなレモンの香りで、エスニック料理や魚介料理と相性が良く、ストレスを緩和する働きがある


イタリアンパセリ・・・エレガントな香りで、スープやサラダのトッピングに最適。ビタミンCが豊富で、気付けハーブでもある

<ハーブ三種の代替え>

・タイム→ローズマリー(手に入らなければ省いてもOK)

・レモングラス→ベイ(ゲッケイジュ)。

・イタリアンパセリ→モスカールドパセリ、バジル、ネギ、レタス、大葉、ピーマンなど、手に入りやすい緑の野菜をみじん切りで使用してもおいしく作ることができます。


材料

サケやタラなどの切り身・・・2切れ

アサリ・・・150g~200g

※ハマグリ、クラム、ムール貝などの代替えも可。または、手に入りやすいシーフードミックスを代替えとして使用してもOK

プチトマト・・・10個

にんにく・・・1片

タイム・・・5g

レモングラス・・・5g

イタリアンパセリ・・・5g

白ワインまたは料理酒・・・100g

※料理酒がなければ、水でも可

塩、こしょう・・・適量

コンソメ・・・固形1/2、または顆粒(かりゅう)5g

オリーブオイル・・・適量

 


作り方

1. 切り身、キッチンペーパーで水分を拭きとる。同じく、ハーブも水洗いして、キッチンペーパーで拭きとる

 

2. にんにくをみじん切りする

 

3. フライパンにオリーブオイルを引き、切り身、にんにく、レモングラスとタイムを入れて焼く

 

4. 切り身に焼き目がついたら裏返し、アサリ、プチトマト、料理酒、コンソメを入れる

 

5. ふたをして中火で5分焼き、アサリの殻が開いたら、弱火で2分焼く

 

6. アサリなどからのだし汁を味見して、濃ければ水を足し、薄ければ塩、こしょうで味を整える

 

7. 火を止め、イタリアンパセリを手でちぎって入れる

※ポイント

イタリアンパセリは火を通すと香りが半減するため、火を止めた後の余熱で調理する

 

8. 皿に盛り付け、完成!

All Photos by Ai Kobayakawa

 

●おまけ情報

<野菜たっぷりにしたい場合>

ズッキーニやパプリカをサイコロ上に切って、4のタイミングで一緒に入れると、野菜たっぷりメニューになります。

<余っただし汁>

余っただし汁をバケットに付けて食べると、おいしくいただけます。


小早川 愛さん

老舗ハーブ農場「ポタジェガーデン」専属ハーブ料理コンシェルジュ。ハーブ料理の楽しさやハーブの効果・効能を伝授する。初のハーブレシピ本「作って、食べて、満たされて 私を幸せにするハーブレシピ」は、AmazonKindleで発売中。
東京都文京区在住、4児の母。

【問い合わせ】Instagram: @ai_kobayakawa

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