この店の話題をひとくち

環境と人に優しいカクテル フラットアイロンの隠れ家

<編集部よりお知らせ>

今回紹介する「Thyme Bar」は、現在通常営業の代わりに、「Thyme 2 Go」と称し、カクテルのピックアップ/デリバリーを行っています(各カクテルオーダーに、トリュフフレーバーのポテトチップス付き)。詳細は同店ウェブサイトを参照ください。


 

住所を見ると、フランス菓子店「シャンソン」と出てくる。看板もなく、建物の前をウロウロしていたら、向かって右側の扉が開いた。階段を降りて地下に進めば、そこが今回紹介する「ザ・タイムバー」。

スピークイージー(1920年代)の雰囲気をLEDライトで再現したムーディーさと、現代的なミニマリズムが融合した店だ。

店名を冠した「Thyme Is A Circle($20)」はジンベース。ミルクパンチの口当たりが優しい、甘めの味だ。上に乗ったフォームは、タイムから作られているのだとか

同店が得意とするのは、サスティナビリティー(持続の可能性)に配慮したオリジナル・カクテル。作る過程でできる限り廃棄物を減らしている他、使う水の量や氷も減らす。こうしたこだわりを見せつつも、店内は明るく活気があり、気安さと親しみが持てるのがうれしい。カクテルはどれも口当たりと飲み心地が軽やかで、スルスルと飲み進められるのが特徴的。

合わせる料理はしっかりした味付けで、グリルドチーズはトリュフ入りのトロトロチーズにディップするという、ぜいたくにぜいたくを重ねる意欲作!

(編集注)本記事は3月16日以前の取材を元に構成しており、同店は17日現在、デリバリー対応のみで営業しています。

今年2月にソフトオープニングを迎え、すぐに常連がつくようになったという人気店。その他のカクテルは、ほのかにコーヒーの後味が香る「Eight Ball」など

 

All photos by Thyme Bar

【店舗情報】

Thyme Bar

20 W. 23rd St., Cellar
(bet. 5th & 6th Aves.)
TEL: 929-248-1116
thymebarnyc.com

NYジャピオン 最新号

Vol. 1283

今年のバレンタインデーはどうする?

1年の中で2月は一番冷え込むニューヨーク。そんな2月にあるバレンタインデーはカップルにとって大事なイベントの一つだ。しかし、シングルの人にとってはどうだろうか。本号ではカップルや、いい出会いを待っている人、友達との時間を満喫したい人にとっても楽しめるバレンタイン情報をまとめてみた。

Vol. 1280

We Love New York♡ ニューヨークを良くしたいっ!

ニューヨーク地下鉄構内から始まった「サブウェイセラピー」。今ではニューヨークのみならず、ヨーロッパや日本でも開催されるなど、その活動は世界に広がっています。今回はその主催者でありアーティストのマシュー・ チャベス氏にお話を伺いました。