1貫に想いを込めて ネタとシャリにひと工夫

 

大通りに出やすいソーホーの一角にある、すし店「タケシ」。現役のプロボクサーでありながら、すし職人として活躍する佐藤剛志(たけし)さんの店だ。「昨年開店してから、ちょうど1年。近隣にすし店がないこともあり、ローカルのなじみ客が増えています」と話す。

ネタはほとんど日本から仕入れている。「地元の食材を使うこともありますが、やはり日本の味には敵わないですね」と、音楽を奏でるようにリズム良く握りながら語ってくれた。シャリやワサビの量などは、客一人一人に合わせて変えていくという。

「ネタも毎回同じでは飽きられてしまうので、毎回違うものを出しています」と、サプライズ感のあるおもてなしを用意するのが信条。しょうゆが一粒一粒しっかりしみているイクラ、スモークしたサバなど、一工夫。

おまかせコースはランチが50ドル〜と、値段がリーズナブルなのもうれしい。ソーホーに出掛ける際は、ふらりと立ち寄ってみてはいかがだろう。

 

「おまかせコース($50〜)」は、その時の旬のネタを出している。1貫にあふれんばかりのせている。写真は日本から仕入れたアオヤギ。さらりと付けたタレがネタの旨味を引き出している

 

しっかり煮汁に付けたアナゴは、口の中でトロリと溶ける。炙らず素材の味を堪能できる

 

 

 

Takeshi
28 Grand St.
(bet. Thompson St. & 6th Ave.)
TEL: 917-675-0771
takeshisushiny.com

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1074

風を感じる

新型コロナウイルスの影響により、普段あまり気にしていなかった「換気」に注目が集まっている今、やはり「風」が生活のポイントといえるだろう! そこで、今号では身近な場所で「風をどこまで感じられるか」をテーマに、NYCや近郊で体験できる場所を紹介していく。

Vol. 1073

パンデミック明けのヘルスチェック

個々の努力が実り、パンデミックも鎮静化して来たニューヨーク。「まだまだ予断は許さない!」と警戒する人も多いが、そろそろコロナ以外の健康にも目を向けよう。ニューヨーク近辺にオフィスを構える医師5人に、「今、どんな健康被害が心配か」を聞いた。

Vol. 1072

今こそ、サステナブルな行動を!

今年1月、国連でSDGs(持続可能な開発目標)を達成するための「行動の10年」がスタート。温暖化の加速で地球が警鐘を鳴らし、自然環境を保持するサステナブル(持続可能)な暮らしが求められている。今こそ、できることから行動を起こそう!

Vol. 1071

新学期が始まる

新型コロナウイルスを意識しながらの登校再開か、遠隔授業か…今年は特に、子育てで悩む保護者も多いだろう。この秋学期を有意義にするには、どうすればいい? さまざまな立場の「教育者」に話を聞いた。