気軽に味わえる フランス家庭料理

フランスの伝統的な家庭料理が味わえる「ブヴェット」は、ニューヨーク、パリ、東京・日比谷の世界3カ所に店舗を持つ。各店舗、全て同じメニューを出しているが、卵やチーズをふんだんに使った朝食に始まり、ワインによく合うパテやソテーをそろえたディナーなど、メニューは各時間帯によって異なる。

オーナーでシェフのジョディー・ウィリアムズさんは、自宅で料理中にアイデアを思いつき、2011年に最初の店をニューヨークに開いた。予約不可のため、週末は行列ができるほど変わらず人気が続いている。

「Cr’q Madame」と「Waffle Sandwich」(どちらも$16)は、朝食やランチの人気メニュー。フワッとしたトーストやワッフルと、目玉焼きは抜群の相性。フォークを持つ手が止まらない

 

 

ホクホクしたポテトグラタンは、クリーミーな味わいで体の芯から温まる。クリームブリュレやガトーショコラなど、食後のデザートも外れがない

長く店を続ける上で重要となる食材選びについて、ジョディーさんは「才能豊かな地元農家の人々と、美しいコミュニティーを長く築いていくことがポイント。ウェストビレッジにはたくさんのレストランがあるので、生き残るのは大変ですが、ローカルの人も旅行者も含め、さまざまな人が食べに来てくれます」と笑顔で語ってくれた。今後は、メキシコ、イギリスなどにも出店を計画中だそうだ。

 

Buvette
42 Grove St.
(bet. Bedford & Bleecker Sts.)
ilovebuvette.com

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。