コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。
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今週はグリーンポイントにある「Getaway」です。
私はこれまで禁酒をしたことがあります。取材で会った占い師のお告げがきっかけでしたが、禁酒は「気付き」をたくさんもたらしてくれました。そんな私に「ぜひ試したい」と思わせる新形態のバーがオープンし、話題になっています。
酒なしで夜を
楽しみたい人に
市内初のノンアルコールバー「Getaway」です。共同オーナーのレジーナとサムは、あくまでも「アルコール0%のバー形態」にこだわっています。2人はエキサイティングなアイデアで、よりローカルに寄り添ったタンジブル(実体的)なものを提供できないか考え、2年かけてオープンしました。
ノンアルコール・バーやコミュニティーセンターがポップアップ形態で行っているものは、カリフォルニア、テキサス、ロンドンにあるそう。ニューヨーク市内には月に1回、スペースの一部がノンアルコール形態になる店も。しかし常設のフルタイム・ノンアルコール・バーは、「Getaway」が市内初です。
アルコールゼロに注目したのには、もう一つ理由があります。サムのお兄さんが、以前アディクション問題を抱え、克服するための「AAプログラム」に参加。
「兄は4年前、お酒をスッキリやめることに成功しました。そんな兄を見て思ったのは、断酒した人や下戸の人も、夜に友人らと出掛けて、楽しみたいのだということでした」
飲まない若者が増加
店を訪れるのは、断酒した人や下戸のみならず、妊娠中、マラソンやダイエット中の人、宗教上飲めない人、アルコールなしのデートを楽しみたい人、ノンアルコールへの好奇心が高い人など。サムによると、アメリカでは飲まない若者が増えている実感があるそう(節酒含む)。親世代を反面教師として、「ちょっとお酒を断ってみて、効果を見てみよう」という実験的な試みへの意欲が高まっているのが理由なのだとか。
話を聞きながら試飲したら、不思議と少しホロ酔いのような気分に。「皆さん同じことを言うんですよ」とレジーナ。「でもうちのカクテルが通常のものと違うのは、二日酔いが一切ないということです!」
All Photos © Kasumi Abe
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