巻頭特集

編み物に没頭してみるのはいかが? ストレス解消にもつながるという編み物の魅力を知ってみよう

初心者にもおすすめのニット小物

前ページで話を伺ったレティーさんに、初心者でも簡単に作れるネックウォーマーの編み方を教えてもらった。年末のおうち時間にチャレンジしてみよう。


編み物にトライ!

ウールで作った色鮮やかなネックウォーマーは寒い冬を暖かく過ごすのにぴったり。贈り物にも喜ばれるアイテムだ。ここでは、真っすぐに一つの編み方で編み続けると完成してしまう、初心者にも簡単な作り方を紹介。首回りを覆うだけなのでマフラーのように長く編む必要もなく、時間もかからず気軽に始められるはず。

道具一式

用意する道具は、棒針、毛糸、はさみだけ。初心者には表編みを続けていくだけで編める「ガーター編み」がおすすめ。編み物に慣れてくると、長さを調節し二重巻きのネックウォーマーにしたり、編み込み模様を入れてみたり、編み方のパターンを変えてみるなど、ますます奥行きも広まる。

使用する毛糸は?

今回使用した毛糸の太さは「並太」。毛糸の太さは極細から極太まで種類が多い。毛糸の太さによって、ちょうどいいサイズの棒針があり、一番良い風合いに編み上がる号数は毛糸のラベルに表示されている。棒針の号数は日本とアメリカで違いがあるので注意しよう。今回はUSサイズの6号針(直径4ミリ)を使用した。

毛糸の太さ….棒 針
極 細………….0号~2号
中 細…………. 2号~3号
合 太………….. 4号~5号
並 太 ……………5号~8号 ←今回はコレ
極 太…………….. 9号~14号


ネックウォーマーの編み方

1. 作り目 

まず、指で掛ける作り目を30目つくる(※)。最も広く知られている作り目は「指で掛ける方法」。作りたい長さの3倍の部分に輪っかを作り、輪の中に糸を引き出し棒針2本をそろえて通す。糸端を引いて輪を締めて1目めを作る。作り目の数が首の縦の長さとなり、今回は約16センチの出来上がりとなる。

※作り目・伏せ止めのやり方は「作り目/伏せ止め 棒針」とウェブ検索すると、説明動画がたくさん出てくるので参考にしてみよう。


2. 表編み

全ての作り目ができたら、次に表編みを始める。表編みは基本中の基本の編み方で、英語ではそのものずばり「Knit Stitch」という。棒針編みにはこの表編みと裏編み(Purl)があり、この2つの編み方をさまざま組み合わせることで模様を作ることができる。

表編みで一段を最後まで編んで裏返し、また表編みを繰り返す。この要領でおよそ35センチから40センチほど、首を一周するちょうどいい長さまで編み進めていく。


3. 伏せ止め

編み終わりには伏せ止めをする。今回は編み始めの段と終わりの段を一緒に止めていくことで輪っかになり、出来上がり!

 

首回りを暖かく包むネックウォーマーの完成

All Illustrations by Haru Matsuhisa

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