NYでカラオケ
1960年代後半、日本で発祥し国民的娯楽となったカラオケ。80年代以降、台湾や韓国などアジアをはじめ、海外に進出したカラオケは、今や北米やヨーロッパでもみんなに愛されるエンターテインメントとなっている。ここニューヨークでも「KARAOKE」の看板を見掛けることもしばしば。今号では、カラオケで上手に歌うコツや市内にあるカラオケ店を紹介!思い切り歌って騒いで、ストレスを発散しよう!
音を楽しむと書いて「音楽」と読むがまさに今、長く続くコロナ禍で音楽が心の支えとなっている人も、多いのではないだろうか。 今号では、コロナに負けず活動を続けるミュージシャンたちを一部だが紹介していく。オンラインはもちろん、直接鑑賞できる機会も紹介。聞いて感じて、あなただけの癒やしの音を手に入れよう! (取材・文/音成映舞)
街中で音色に酔いしれる
新しいライブのかたち
コロンバスサークルからブロードウェーを数ブロック上がると、どこからともなく音楽が聞こえてくる。建物の窓ガラスを挟み、屋内から演奏するミュージシャンと、外を歩く人々。スピーカーを通じて聞こえる音色と共に、そこは一風変わったライブ会場となっていた。
これは、「Musical Storefronts」というライブイベントで、カウフマン・ミュージック・センター(KMC)とアルファダイン・ファウンデーションが協力し、パンデミックの中で演奏活動ができないアーティストたちに手を差し伸べた取り組みだ。
「私たちには協力してくれるたくさんのパートナーたちがいて、互いの関わりも深いんです。今回の会場スペースもビルオーナーの好意で貸してもらえたんです」と話すのは、KMCエグゼクティブ・ディレクターのケイト・シーランさん。
企画を最初に立ち上げたのはケイトさんかと思いきや、「私の友人で協力財団のジェイ・ドゥウェックが発案者なんです」とのこと。「とてもすてきなアイデアだったので、実現に向けて彼に協力を依頼しました。コミュニティーも協力的であっという間にいろいろなことが進みました」
さまざまなジャンルの演奏を行う「Musical Storefronts」。詳しくは、ウェブサイト (kaufmanmusiccenter.org/mch/musical-storefronts-series)で
好評につき、
イベント延長の可能性も
開催中に印象的だった出来事を聞いてみると、「子供たちが音楽に合わせて楽しそうにダンスしていたのがとても印象深かったですね」と笑顔のケイトさん。
この企画は3月31日(水)までの予定だったが、延長の可能性も出ているそうだ。
「外は寒いですが、心を温かくしてくれるイベントですから…。ワクチン接種も始まり、春になれば暖かくなるので、外で違うかたちでもできるかもしれません。また、このスタイルをモデルにして、他の場所でも開催してもらえればうれしいですね」
どんな人も楽しめるように演奏家には、クラシック、ポップ、ジャズ、ブロードウェー音楽、民族音楽など、さまざまなジャンルのミュージシャンを取りそろえているという。会場の場所、スケジュールなどは、コロナ対策として大勢の人が集まることを避けるため非公開となっている。当日行ってみないと、どんなジャンルの音楽かも分からないというところもおもしろい。
取材日に演奏をしていた、ミッシェル・ロスさん(ヴァイオリン)とエイミー・ヤンさん(ピアノ)。観客を前に笑顔で演奏していた
音楽に引き寄せられた観客は、きちんとソーシャルディスタンスを保って静かに鑑賞。寒さも忘れるほどの美しい演奏に大きな拍手を送っていた
次ページからは、ニューヨーク在住の日本人ミュージシャンを紹介していく。
*こちらは記事&
ほぼ全ての日&#
ニューヨーク&#
NYでカラオケ
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