NYでカラオケ
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米国人もハマる 日本文具の魅力
世界が認めるジャパニーズ文具の品質とセンス。最近では欧米人の間でも「文具は必ず日本製」と決めている人が少なくない。ブルックリン区在住のアリソン・ギャランドさんもその一人。強く惹かれる理由はなんだろう?
─日本製の文具しか買わないそうですが、なぜですか?
第一に誰もが言うことですが「品質と機能の良さ」ですね。特に私は2019年以来、トラベラーズのスケジュール帳を集中的に愛用しているのですが、ユーザーの自由に使える配慮が嬉しいです。冒頭を開くとまず月間スケジュールの項があって、その後に見開き1週間でデイリーの予定が書き込めるのですが、余白が多いので、スタンプを押したりシールを貼ったり、和紙テープで飾ったりと好き勝手に自分風の手帳に作っていく楽しみは格別です。
アリソンさんの手帳の中身。予定はジャンル別に色分けし和紙テープやシールでデコ。
開いたページを抑えるクリップにも凝る
─トラベラーズの特徴は革製のカバーの中に用途別に分冊の手帳を挟める点ですね。
その通り。こういう工夫は米国にはありません。私は2匹の猫を飼っているため、分冊の一つは「猫手帳」です。餌やり、歯磨き、ブラッシング、通院など猫のスケジュールを個体ごとにハイライターペンやスタンプで色分けして管理しています。
トラベラーズ社製の手帳は、永久使用できる皮表紙と自由に分冊を増やせるのが特徴だ。
「環境に優しく、自分らしく、自由に」が人気の秘密
─テクノロジー万能の現代ですよ。PCやスマホのアプリでいくらでもできることでは?
いいえ。アウトルックやグーグルカレンダーは仕事で使いますが、私生活には持ち込みません。中学生の時に学生手帳(ごくありふれた「カッコ悪い」手帳)を支給されて以来、私はずっと予定や記録を文字で書く習慣が身についていて、書かないと頭に入らない性質なんです。友達にはいつも笑われていましたけどね。
─そもそも文具が好きだったのですね?
はい。ニュージャージー州のアジア人が多いエリアで育ったせいか、子供の頃から近所の雑貨屋に入り浸って日本やアジアの文具雑貨に親しんでいました。その頃から「カワイイ」の感覚に惹かれていました。
─トラベラーズを使い始めて変わりましたか?
同じ手帳を使っている人のコミュニティーがネット上にあるのを知って、使い方やデコレーションのやり方などは、ユーチューブやインスタグラムでずいぶん教わりました。それからヨセカ(ヨセカ文具店5P参照)の存在を知って、通うようになったのです。ヨセカには最新商品もあるし、不要文具交換会など定期的なイベントも行われるので、地元の日本文具ファンのネットワーク作りもやっています。
文具ファンが特に評価する日本のハイライター。
独特の淡い色合いや絵筆のように使える筆先が手帳デコレーションで威力を発揮する
─トラベラーズの手帳は肌身離さず持ち歩いていますね。
はい。これを紛失したら大惨事です。スマホをなくすよりショックが大きいと思う。この中には、私の過去と未来の全て、そして私の頭の中身が全部書かれている。まさに私の身体の一部なんです。
─手帳に費やす時間は、一日どのくらいですか?
年初などで中身を新調した時は、色々と準備や装丁をするので数時間かけますが、通常は1日トータル15分ぐらいでしょうか。 時々、チラチラっと見て予定を確認する程度ですよ。
日本文具大好き
アリソン・ギャランドさん
NJ州生まれ。幼少から絵を描くのが好きで大学では美術史を専攻。卒業後はブルックリン美術館ほか全米各地のミュージアムで、収集品管理のプログラム作りに従事。旅行が趣味で来年はエジプト行きを計画中。再来年は初の日本訪問を予定。
“知っとく”英語ワード
プラナー・アディクト/Planner Addict
アリソンさんのように文具や手帳(特に日本の)にハマる人を米国では親愛を込めてPlanner Addict(手帳中毒者)と呼ぶ。手帳の選択にこだわり、自分らしいデコレーションを施し、毎日、数時間、手帳と向き合い、記録、計画、発想、感情の全てを小さな手帳に、こだわりの文具で書き込む。そしてそれをSNSにアップして仲間同士で見せ合う。彼は日本文具特有の細かい機能や使い勝手などに関しても情報交換する。人気の手帳ブランドは「ほぼ日」「トラベラーズ」「MD」など。
日本製の和紙テープは、プラナー・アディクト必携のアイテム。
無数にあるパターンを思い思いに使って自分だけの世界を作る
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