巻頭特集

開幕直前!USオープンテニスを10倍楽しむ方法

テニスのグランドスラム(4大大会)の1つ、USオープンは、ニューヨークに居ながら世界トップクラスの選手やスリリングな試合を間近で観られるまたとない機会。楽しみ方や今年の注目選手を紹介する。(文・取材/加藤麻美)

USオープンテニス usopen.org

8月28日(月)〜9月10日(日)

【会場】フラッシング・メドウズ・コロナパーク内USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター

【行き方】地下鉄7番線またはロングアイランド鉄道(LIRR)の「Mets-Willets Point」駅下車

【チケット購入】ticketmaster.com 

 

予選や練習が観られるファンウィーク

本戦は8月28日からだが、USオープンを毎年大いに盛り上げているのが、名物「ファンウィーク(今年は22日〜27日)」だ。期間中は予選や出場選手の練習を無料で一般公開する他、子ども向けのスポーツ体験やフェイスペインティング、ヘアブレーディングなどのアクティビティー、各種エンターテインメントなど家族で楽しめるイベントを開催。ファンならずとも一度 は体験したい6日間だ。

22日〜25日の予選では 世界最高の男女プレーヤー128人が、シングルスドローの最後の32人(男女各16人)の出場枠を争う。「ファンアクセスパス」に登録すれば、アーサー・アッシュ・スタジアムでの公開練習を見学でき、スペシャルイベントの際にはコートに近いVIP席を確保できる。また、男女・決勝戦チケットが当たる抽選に応募できるなど特典も充実。トッ プシード選手や「推し活」中の選手の練習時間は、前日および当日に公式ウェブサイト内「練習スケジュール」にアップされるので、要チェック。

 

アッシュでナイトゲームの興奮を  

初めてUSオープンを、それもナイトゲームの興奮と雰囲気を味わいたいなら、アッシュ(2万3700 席)のチケットをゲットしよう。上部座席に行くほど傾斜が急で、試合はビデオスクリーンで見ることになるが、7月23日現在、 最上部の座席なら100ドル以下で入手可能。コートサイドは第1戦でも1000ドル超。ゲームが 白熱する後半戦はさらに高騰する。

 

1日中観戦できるトーナメント第1週

アッシュのナイトゲームに大枚をはたくのもいいが、限られた予算でUSオープンをとことん堪能したいなら、トーナメントの第1週(8月28日~9月1日)を狙おう。同スタジアムの「デーセッション・チケット」を購入すれば、日中はアッシュに加え、テニスセンター敷地内の全コートに入場でき、夕方からはアッシュを除く全コートでの試合を観戦できる。

 

主会場のアーサー・アッシュ・スタジアム

より親密な体験ならアームストロングやグランドスタンドで

アッシュの次に主会場となるルイ・アームストロング・スタジアム(1万4053席)とグランド・スタンド・スタジアム(8125席)は収容人数が少ない分、より親密な体験ができる。チケットはもちろん高額だが、おすすめはアームストロングやグランドのコートサイド指定席。USオープンはスター選手を優先的にアッシュに 配置する傾向があるが、スター選手の試合すなわち記憶に残る「ベストマッチ」とは一概に言えないのが勝負の世界の面白さ。アームストロングやグランドでなら、トップクラスの選手たちが壮絶な戦いを繰り広げるのを間近で観戦できる。また、無名だが新しい才能を発見できるチャンスもある。

 

9月7日は入場無料車いす関連企画が満載

期間中2回目の木曜となる9月7日の「コミュニティーデー」では、USオープン会場に無料で入場でき、男子ダブルス部門の準決勝が観戦できる(試合開始は正午)。昨年の大会では、車いすテニスの「レジェンド」選手との懇親会などを開催。今年もさまざまな企画が予定されている。

 

               

バックナンバー

Vol. 1328

雑誌『ザ・ニューヨーカー』世界

ニューヨーク発の洗練された洒脱な視点で、調査報道から小説や批評、コミックやイラストまで、多彩な記事を掲載する老舗週刊誌『ザ・ニューヨーカー』。昨年は創刊100周年を迎え、その節目を祝う企画やイベントが相次いで開催された。ニューヨーク公共図書館本館では記念展示が行われ(2月21日まで開催中)、それに連動した名物編集者らによる座談会形式のトークショーが9月に実施。さらに先月には編集部の舞台裏に密着したドキュメンタリー番組がネットフリックスで配信されるなど、同誌は改めて世界中から大きな注目を集めている。本特集ではその歴史と編集哲学に迫りたい。

Vol. 1326

レストランからアート、本、音楽まで 今年のニューヨークベスト

2025年も年の瀬を迎える。米国の各メディアでは、この1年を総括する「ベストオブ2025」が出揃いつつある。本特集では、そうしたベストリストを手がかりにしながら、今年のニューヨークを映し出す「ベストオブベスト」をさらに厳選して紹介し、今まさにこの街で生まれつつあるトレンドに迫りたい。

Vol. 1325

冬のニューヨークを心地よく生きるメンタル&フィジカルスキル

寒さが深まり、心も体も揺らぎやすい冬のニューヨーク。そんな季節に役立つ、心と体を整えるシンプルなケアを紹介。マインドフルネスで気持ちを整え、ピラティスで巡りを高め、冬アイテムで心地よさをプラス。冬を快適に過ごす、心と体のヒントを見つけてみませんか?