Black History Month 2023 黒人の歴史について学ぼう!!
米国史においてアフリカ系米国人が担った役割や功績を称える「黒人歴史月間」が来月から1カ月にわたり開催される。今週号は黒人の歴史や文化について学べるスポットや関連行事を紹介する。
昨年、ニューヨークのアート施設は新オープンからリニューアルまで、さまざまなニュースが相次いだ。今年も、メトロポリタン美術館の150周年アニバーサリーをはじめ、話題が目白押し! (文/菅礼子)
2019年はニューヨークのアートシーンでもニュースの相次ぐ年となったが、中でも注目は「ニューヨーク近代美術館(以下MoMA)」のリニューアルだろう。14年から段階を踏んで開始された一大プロジェクトで、改装に伴う総工費は4億5000万ドル(約490億円)ともいわれる。
同館はこれまでにも度重なる改修を行っており、1964年にはフィリップ・ジョンソン、84年にはシーザー・ペリ、2004年には谷口吉生と、大物建築家を起用し、常にフレッシュな成長を続けてきた。今回のリニューアルを手掛けたのは、ハイラインや「ザ・シェッド」、ロサンゼルスの美術館「ザ・ブロード」など、旬の建物物で知られる建築ユニット「ディーラー&スコフィディオ+レンフロ」だ。
毎年約300万人にも上る来場者が混乱なく入館できて、快適な環境で美術品を鑑賞できるかどうかが、リニューアルの課題。そのため今回、初めてチケット販売を機械化し、入館の効率化を実施した。
新たなカウンターは建物の53丁目側にまとめられ、54丁目側のエントランスは共有スペースに。吹き抜けになった開放的な空間から、いくつかの作品を眺めることができるようになっている。
ギャラリースペースも以前より30%拡大し、1階には二つのギャラリーを新設。また作品展示スペースに椅子を今までより多く配置することで、さらにゆったりと鑑賞できる工夫をこらした。
4階には、世界初となるパフォーマンス・スタジオ、「マリ=ジョゼ・アンド・ヘンリー・クラビス・スタジオ」がオープンした。音楽やパフォーマンスによって表現を試みる、新たな現代美術作品が鑑賞できるようになる。
リニューアルポイント
世界初のパフォーマンス・スタジオ
「マリ=ジョゼ・アンド・ヘンリー・クラビス・スタジオ」では、レジデンシーアーティストのオクイ・オクポカシリ(Okwui Okpokwasili)による臨場感のある新しいパフォーマンスも
ディーラー&スコフィディオ+レンフロ
彼らがデザインした、ニューヨークの街並みと溶け込むような中庭に注目。館内の階段などにも特徴的なデザインを施している
The Museum of Modern Art
11 W. 53rd St.
(bet. 5th & 6th Aves.)
TEL: 212-708-9400
moma.org
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