巻頭特集

アートなニューヨークを楽しもう!!

注目2
自在にアートを捉える「ザ・シェッド」

昨年春にハドソンヤードにオープンした、新時代のアート&パフォーマンスの提案を行うカルチャーセンターが「ザ・シェッド」だ。巨大な温室のようなユニークで近未来的な外観は、隣接するヴェッセルと並ぶ、最旬の観光スポット。

新旧入り混じるハイラインとのコントラストが、今のニューヨークを象徴

 

MoMAのリニューアルを手掛けた、ディーラー&スコフィディオ+レンフロが設計したユニークな建築は、可動式で伸縮自在。エキシビションによってその姿を変え、スケールの大きなインスタレーションも可能な点がユニークだ。館内は劇場1フロア、ギャラリー2フロア。アートインスタレーションだけでなくアートパフォーマンスも行い、幅広い視点からアートのあり方を捉えていく。

現在は、ニューヨークに拠点を置くハンガリー生まれのアグネス・ディーンズによる、インスタレーション「ABUSOLUTES AND INTERMEDIATES」が開催中(〜3月22日)。コンピューターで描かれた複雑な図形を自然の中で具現化する、ユニークな試みだ。

3月10日(火)〜4月5日(日)は、作家クラウディアン・ランキンによる、白人男性の権利を題材にした演劇作品「HELP」を公演予定。5月6日(水)〜8月9日(日)は、アルゼンチン人アーティストのトマス・サラセノによる、クモの糸に焦点を当てた大規模なインスタレーションを予定。幅広い作品に出合えるのが、この施設の魅力だ。

 

 

注目ポイント

まだまだフレッシュな開催予定
2019年春に開業したばかりということで、話題が尽きないのがこの施設。プログラムは随時更新されるので、ホームページのプログラムページをこまめにチェックすることが重要だ

変幻自在の建物
アート作品の規模にあわせて伸び縮みするという、最先端の技術を持つ。ここでもMoMAリニューアル担当コンビの技が光る! 何度足を運んでも、新たな発見がありそう

 

The Shed
545 W. 30th St.
(bet. 10th & 11th Aves.)
TEL: 646-455-3494
theshed.org


注目3
特別なMETイヤーを見逃すな!

世界最大級の美術館として知られる「メトロポリタン美術館」が、1870年の開館から、2020年で150周年という節目を迎える。もちろん、記念すべきアニバーサリーイヤーの特別展も目白押しの予定だ!

同美術館コスチュームインスティテュートが毎年主催する、服飾展覧会は、今年はルイ・ヴィトンがメインスポンサーとなり、「About Time: Fashion and Duration」を5月7日(木)〜9月7日(月)に開催予定。150周年にちなみ、1870年代から現在までに制作されたファッションアイテムが並ぶ予定。ファッション好き垂涎(すいぜん)の所蔵コレクションが大公開されるのだ!

 

2019年に行われた服師展覧会「メット・キャンプ」も連日にぎわっていた

 

そしてこちらも毎年恒例の、同エキシビションのオープニングイベント「METガラ」は、5月4日(月)に開催予定だ。

3月30日(月)〜8月2日(日)は、「Making The Met」と題し、250点以上の作品が並ぶ大型展示を開催。オープンからの軌跡を丁寧に振り返る。4月と6月には公開イベントも開催予定で、そこでは改装中の英国ギャラリースペースも開かれる予定。

150周年に際し、特別な所蔵品や贈呈品などの展示も予定されている。普段は見ることのできない稀少な作品に出合うチャンス! ただ、アニバーサリー記念の展示などは、いまだベールに包まれている。

 

 

注目ポイント

ファッション展
「About Time: Fashion and Duration」

フランスの哲学者アンリ・ベルクソンや、イギリスの女流作家ヴァージニア・ウルフの、「時間」に対する概念などを検証していく内容になるとのこと

普段は見られない作品が集結!
贈呈品や希少品など、普段は展示対象ではない作品も、150周年を記念して数多く展示される予定

 

The Metropolitan Museum of Art
1000 5th Ave. (on 82nd St.)
TEL: 212-535-7710
metmuseum.org

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