NYでカラオケ
1960年代後半、日本で発祥し国民的娯楽となったカラオケ。80年代以降、台湾や韓国などアジアをはじめ、海外に進出したカラオケは、今や北米やヨーロッパでもみんなに愛されるエンターテインメントとなっている。ここニューヨークでも「KARAOKE」の看板を見掛けることもしばしば。今号では、カラオケで上手に歌うコツや市内にあるカラオケ店を紹介!思い切り歌って騒いで、ストレスを発散しよう!
独立して生活することができ、支障のない日常生活が送れる期間を、健康寿命と言います。世界の男性の平均寿命は80歳、女性は86歳ですが、それに対して健康寿命は男性が71歳、女性が74歳と言われます。平均寿命と健康寿命のギャップは9年以上あり、これがなかなか縮まりません。
人間は皆、健康で長生きしたい、ピンピンコロリをと願いますが、それはつまり健康寿命をいかに伸ばすかです。米国の老年医学専門医が患者を診る際の指針に、「5つのM」があります。そこには老化防止のコツが詰まっているので、ぜひ多くの老若男女に知ってほしいと思います。
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元気な高齢者になるための5つの因子であり、チェックポイントです。①Mobility(身体機能)、②Mind(精神、認知機能)、③Medication(薬)、④Multi-complexity(多様な疾病、社会的ニーズを持った状況で、それらをいかに予防していくか)、⑤Matters Most to Me(生きがい、価値観、治療目標)。
要は、体が思うように動き=①、気持ちも元気で=②、必要に応じて上手に薬と付き合いながら=③、病気を予防し=④、目標や生きがいを持って生きる=⑤、ということですね。
参考までに、高齢になっても元気な人、老化しにくい人には共通点があります。それは、男女ともタバコを吸わず、健康的な食生活と運動を習慣付けていること。詳しくは左上の表を参照してください。
患者さんからもよく聞かれますが、私は逆に「どんな運動なら続けられますか?」と聞くようにしています。運動はその種類や量よりも、継続して日常生活に取り入れることが重要だからです。
「死亡リスクの低減」のためには軽めのウォーキングを1日1万歩と言われる一方で、心臓学会は週3回1日50分の軽めの運動を推奨するなど、諸説あります。重要なのは、「ゼロ(全く運動しないこと)」から脱出すること。ちょっとでも生活に運動を取り入れ、継続的に行うことで、死亡リスクが大幅に低減することが分かっています。毎日50分が無理なら、週末だけでもいいのです。ただ、1、2週間やってやめてしまっては意味がありません。
家族や友人が最近物忘れするようになったからと、認知症だからもう治らないと決めつける必要はありません。その原因によっては、症状を改善できます。
「治る認知症」の原因には、ビタミンB12/B1欠乏症、うつ病、薬剤性、睡眠時無呼吸症候群、甲状腺機能低下症、ナトリウムやカルシウムの異常があります。私の患者さんでも、ビタミンB12を補充したことで物忘れが改善した人がいます。ちなみにビタミンB12欠乏症は、長期間胃薬や糖尿病の薬を飲んでいる人に起こりがちです。認知障害の初期段階で、なるべく早く検査を受け、その原因を知ることが大事です。
一方で、アルツハイマー病や脳血管障害、パーキンソン病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症は治すことはできません。米薬品医薬品局(FDA)が年明け、アルツハイマー病新薬レカネマブを認可しましたが、治療の状況を大きく変えるものにはならないでしょう。(後編につづく)
山田悠史先生
Yuji Yamada, MD
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米国老年医学専門医/マウントサイナイ医科大学老年医学・緩和医療科所属。
2008年慶應義塾大学医学部卒業。
東京医科歯科大学医学部附属病院などで研修。
15年からマウントサイナイ大学ベスイスラエル病院内科研修医。
20年から同大学病院老年医学フェロー。
22年から同大学アシスタントプロフェッサー。
著書に「最高の老後 『死ぬまで元気』を実現する5つのM」(講談社)。
Icahn School of Medicine at Mount Sinai
Brookdale Department of Geriatrics and Palliative Medicine
1 Gustave L. Levy Pl.
TEL: 212-241-6500
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