お洒落を楽しむ秋 ニューヨークのメンズファッション
秋の気配が漂ってきた今日この頃、ワードローブも夏物から秋物へと入れ替える時期。本号ではニューヨークのメンズファッション情報を紹介。季節の変わり目のお買い物に役に立つトレンドや最旬メンズブランドをチェックしよう。
不調が起きやすい今だからこそ、さまざまな体のメンテナンスが大切だ。健康でいるための生活のポイントを、カイロプラクターのドクターベルモンテが教えてくれる連載。
正しい姿勢が、頭痛や腰痛などあらゆる問題を解決するカギだという話は、これまで何度も書いてきました。「正しい姿勢を保つことができる」ということは、骨格を正しい位置に保つための筋肉がきちんと働いているということです。いつも悪い姿勢でいると、この筋肉が弱ってしまうので、いざ正しい姿勢を取ろうとすると、「しんどい」「疲れる」などと感じがちです。悪い姿勢は骨や筋肉だけでなく、内臓にも余分なストレスを与えてしまいます。
このように、正しい姿勢は体全体のウェルネスを向上し、結果的に物事への集中力を高め、仕事や勉強もはかどるようになります。成長期の子供の頃から、正しい姿勢を習慣付けることが理想ですが、大人になっても、何歳からでも正しい姿勢を意識し、取り組んでいくことはできます。今からでも決して遅くありません。
座った姿勢の良い例と悪い例
立ったときも、座っているときも、耳と肩を結ぶ線が地面と直角になるよう意識しましょう
45分ごとに体を動かそう
正しい姿勢といっても、同じ姿勢を長時間続けることは無理ですし、体に負担が掛かり逆効果です。基本は、45分ごとに3〜5分の休憩を取り、体を動かすこと。座って仕事をしていたなら、立って背伸びをするとか、腰や首、腕を回すとか、歩き回るとか、何でもOK。長時間座ったままでいる職業(事務職やネイリストなど)の人は、特に心掛けて実践してほしいです。立ち仕事の人も同様です(「今週の教訓!」参照)。
スポーツジムで体を鍛えることはいいことですし、確かに筋力を増強しますが、正しい姿勢を保つための筋肉を鍛えることには直結しません。姿勢維持に欠かせない筋肉は脊柱起立筋(erector muscle of spine)といい、これは悪い姿勢を続けることで簡単に弱まります。そのためのエクササイズとストレッチを習慣付けることで、脊柱起立筋の強化を図りましょう。例えば、短時間でいいのでセラピーボール(exercise ball、physio ball、balance ball)に座ると、体幹が鍛えられます。ヨガやピラティスは内層筋肉を強化し、柔軟性を向上するので、お勧めのエクササイズです。
そして言うまでもなく、カイロプラクティックでの定期的なメンテナンスを加えていただくと、より効率的です。
オフィスでできること
まず、椅子には深く座ってください。お尻、腰、背中を背もたれに付けて、上半身を椅子にしっかり支えてもらいます。肩はリラックスし、胸を上に向ける感覚で。耳と肩を結ぶ線が、地面と直角になるよう意識して。足裏は全部床に付けましょう。付かない場合は椅子の高さを調節するか、フットレストを置きます。背中のS字カーブをサポートするため、クッションや巻いたタオルを、背もたれと腰の上あたりの間に挟むのもお勧めします。
このようにして座り、コンピューターモニターが目線のすぐ前に来るのが、理想的な位置です。最近はスタンディングデスクを使っている人も多いのではないでしょうか。これなら机の高さを調整でき、座りっぱなしで疲れたときは、立って仕事をすることができます。デスクワークは座ってするものという固定観念は捨て去りましょう。
立ったときも、座っているときと同様に、耳と肩を結ぶ線が地面と直角になるよう意識します。胸骨の中央にペンを直角に当てて立ち、ペン先が少し上向くくらいの姿勢が、理想的な立ち姿勢です。
そして、立ち姿勢のタブーは猫背。首を前に突き出したり、下腹を前に突き出したりも×。これらは、意識して矯正するようにしましょう。立ってコンピューター作業をするときだけでなく、普段の生活でも正しい立ち姿勢を意識して、習慣付けてしまえばこっちのものです。
ジョン・J・ベルモンテ 先生
John J. Belmonte, DC
E. 53 Wellness院長。
カイロプラクター(Doctor of Chiropractic)。
全米カイロプラクティック協会会員、ゴルフPGAツアー・スポーツ医学チーム所属。
アスリートのけがの治療、妊娠中の痛みの緩和、成長期の子供のカイロ治療も手掛ける。
E. 53 Wellness
211 E. 53rd St./TEL: 212-980-4211
e53wellnessnyc.com
「同じ姿勢を長時間続けない」
座りっぱなしの仕事をする人はもちろん、立ち仕事の美容師さんは片方の腕を上げっぱなしだったり、シェフは前屈みになった姿勢で長時間立ちっぱなしだったりします。大人でも子どもでも、スマホのゲームに夢中になり、気が付いたら2時間同じ姿勢だったなんて人も、このご時世多いのではないですか? 正しい姿勢の効果も、ちょくちょく体を動かしてこそ。成長期の子どもを持つ保護者は、特に注意してあげてください。
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