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スポーツとカイロプラクティック (Vol.27) 現代に生きる老若男女が健康でいるための生活のポイン
新生児・乳幼児の治療経験が豊富なカイロプラクターなら、安全に治療を受けることができます。新生児・乳幼児への治療技術は、カイロプラクティック大学のカリキュラムに含まれています。薬を使わないカイロプラクティック治療は、妊婦さんや、新生児、子供にとって最適な治療法なのです。
カイロ治療は、赤ちゃんが生まれたその日から可能です。成人に行うカイロ治療とは全く異なり、2本の指で首や背骨、骨盤などを軽く触り、構造に問題がないかを確認します。「新生児向けカイロ健診」といったところでしょうか。
赤ちゃんは、たとえ安産でも産道を通過して生まれてくる時に骨や靭帯(じんたい)に相当な圧迫を受けます。分娩は百人百様ですが、新生児の頭に器具を装着して吸引する分娩法になることもあり、そうした難産のケースでは赤ちゃんへの負担もさらに大きく、まだ柔らかい骨や靭帯にズレが生じることも珍しくありません。
安産・難産に関係なく、生まれたらなるべく早く、赤ちゃんの状態をチェックすることは、その子の将来の健全な成長のために、とても大事なことなのです。
お母さん自身が妊娠中からカイロ治療を受けている場合は、「生まれたら知らせるから、病院まで来て新生児の状態を確認してほしい」と前もって依頼されることがあります。こちらから病院に行けない場合は、病院からの退院・帰宅途中にクリニックに寄られる親御さんもいます。
写真のように、新生児を仰向けに寝かせ、首から背骨を下から軽く触って診断します。生後数日以降から数カ月になると、お母さんに赤ちゃんを縦に抱っこしてもらい、赤ちゃんの背中をカイロプラクターが触診することもできます。チェックするのは、首から尾骨にかけての構造に問題がないかということです。問題なければそれでよし。問題があっても一度の治療で十分なこともあれば、難産だった場合は数回の通院が必要になることもあります。
親御さんからの相談で多いのは、赤ちゃんが乳首に吸い付けないといった母乳育児の問題です。母乳育児グループやラマーズクラスのママ友から、カイロ治療のことを聞いて、相談に来られるケースが多いです。カイロ治療で赤ちゃんが乳首に吸い付けるようになるのかと、不思議に思われるかもしれませんが、吸い付けない原因が赤ちゃんの神経系にある場合は、カイロ治療で神経系統の機能を回復してやることで、吸い付けるようになることがあります。そうした例も多く見てきました。
最も多い相談はコリック(何時間も泣き続ける状態)です。赤ちゃんが泣き続ける理由には、栄養や消化機能の問題などいろいろあります。何らかの問題で気分が悪いから泣くわけで、カイロ治療で全部治せるわけではありませんが、首や背骨の状態に問題がある場合、微調整することでコリックが改善することがあります。必要に応じて小児科医とも連携します。
また、新生児と共に、産後のお母さんも一緒に治療することが多いです。お産で開いた骨盤を元の位置に戻すのも、カイロ治療の一環です。(後編は子供のカイロ治療についてです)
ジョン・J・ベルモンテ先生
John J. Belmonte, DC
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写真左。
右は新生児カイロ治療担当のラルフ・キャスティグリオーニ先生(Ralph Castiglione, DC)。
ベルモンテ先生は、NYカイロプラクティック大学卒。
専門は、腰痛、肩凝り、首の痛み、頭痛、手足のしびれ・関節の痛みなど。全米カイロプラクティック協会会員、ゴルフPGAツアー・スポーツ医学チーム所属。
East 53rd Street Chiropractic and Wellness院長。
East 53rd Street
Chiropractic and Wellness
211 E. 53rd St. (bet. 2nd & 3rd Aves.)
TEL: 212-980-4211
e53wellnessnyc.com
※日本人スタッフ常勤
スポーツとカイロプラクティック (Vol.27) 現代に生きる老若男女が健康でいるための生活のポイン
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