私たち、こんなことやってます!
気になるビジネスを深掘りする連載企画。今回は「丁寧・フレキシブル・手頃な価格」で親しまれる引っ越し業者ターザンムービングの代表・ホセさんと、個々の状態に応じてカスタマイズした施術を行う、マッサージ・セラピストの秋山さんに話を伺った。
人間には顕在意識と潜在意識があることから説明しましょう。顕在意識とは、考える・計算する・判断する、といったときに意識的に使うものです。「氷山の一角」という言葉がありますが、顕在意識はまさに海面から突き出たほんの一角。海面下に隠れて見えないほとんどの部分は、潜在意識なのです。
潜在意識の領域には、幼少時の出来事など、過去に起こったことが全て記憶として残っています。親に言われたことも「暗示」となって蓄積しています。いい暗示もあれば、悪い暗示もあります。この潜在意識に直接働きかけ、悪い暗示を解放し、いい暗示に入れ替える作業がヒプノシスです。
また、人間の心の中には「セキュリティーシステム」のようなものがあるため、自分のためになる変化(禁煙や食生活の改善など)を起こそうとしても、顕在意識だけで頑張っても達成は困難です。そこでヒプノシスによって催眠状態に誘導し、潜在意識に入り込み、セキュリティーシステムを解除します。そうすることで、自分がやりたいことを実行できるようになります。
潜在意識は、人間の行動に大きな影響を与えています。ヒプノシスのセッションに来られる理由は人それぞれですが、職場や家庭での人間関係の改善から、商売繁盛、キャリアアップ、学業の向上、恋愛成就など、より良い自分になり、生活の充実と向上を目指して来られる人が多いように思います。ヒプノシスというと手品の催眠術を思い浮かべる人がいますが、そうではありません。
実は日常的に経験している催眠状態。無意識に体を動かしているとき、例えば何も考えずひたすら掃除している時などは催眠状態に入っている
特別な状態ではありません。人間は、日常的に催眠状態を経験しています。朝目覚める前・夜眠りに落ちる前のまどろんだ状態がそうです。他に、無意識に体を動かしているとき(家事・掃除など)、一心不乱・無心に好きなことをやっているとき(手芸、園芸、運動など)、音楽を聞いているときもそうです。
ざっくりいえば、頭が空っぽになってリラックスした状態。意識はあるので、周囲で何が起きているかは分かります。電車の座席でウトウトしていても降車駅で不思議と目覚めるのも催眠状態だからです。ジョギング中にいいアイデアが浮かぶ人がいますが、走りながら頭を空っぽにし、潜在意識の領域に入り込んでいるからでしょう。
例えば、親による幼少時からの「擦り込み」も暗示の一つです。親から「うちは貧乏だから」と言われて育ち、成人しても「自分は貧乏だ」と思い込み、いつもお金のことで不安を抱える人はたくさんいます。逆に、親からいつも「お前は健康だね」と言われて育ち、大人になっても病気知らずという、いい暗示もあります。
ヒプノシスでは「インナーチャイルドを癒やす」というテーマがあります。子供時代の思考パターンや習慣が、大人になっても変わらないまま続いていることを「インナーチャイルド」と呼びます。小さなことでも心に傷を受け、潜在意識に負の暗示として残る人もいれば、どんなに辛い経験でも残らない人もいます。
テレビのCMや雑誌広告も、一種の暗示です。何度もテレビで同じCMを見て、知らないうちに暗示にかかり、その商品を買ってしまいます。ニュース報道もそうですね。このように、催眠状態も、暗示も、日常生活で無意識のうちに接しているものなのです。(後編につづく)
中根真理子さん
Mariko Nakane
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米国催眠士協会(National Guild of Hypnotists)認定催眠士(ヒプノティスト)/講師。
願望達成、悪癖修正、セルフエスティーム向上、人間関係改善、禁煙、ダイエット、ストレス解消、健康維持、不妊対策と妊娠準備など。
定期的にヒプノティスト養成講座を開催。
国際レイキ・トレーニングセンター認定レイキマスター。
現在は対面に加え、Zoomでの遠隔セッションも提供。
Mariko Nakane
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