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9月から新学年。登校するのか、リモート学習が続くのか、登校してもまた学校が閉鎖するのか。今の状況下では、一度学校の方針が決まっても、感染の状況次第で変更されます。一つ言えるのは、パンデミック以前の状態には戻らないこと。いろいろな展開がありうることを子供と話し、「想定外」を「想定内」に入れておくと不安を軽減できます。何事にも柔軟な発想で対応できるようにしておきましょう。
今は特殊な時期。学習のことも生活のことも一時的に子供への期待値を下げることも大事です。今できなかったことは後でキャッチアップできます。成績を心配しないで、今まで時間がなくてできなかった学習をしてみてもいいですね。
パンデミック前は「なるべく減らす」ことを目指したコンピューターやデバイス使用ですが、今は「上手に使う」に考え方がシフトされています。実際、テクノロジーがあったからこそ学校が閉鎖しても学習を続け、友達ともつながっていることができたのです。「いいこと」に目を向けることも大事です。
ハーバード大学のマイケル・リッチ博士は、「デジタルメディアを使うときのヒント」として、①親子の会話にデバイスが邪魔をしていることに気付く、②大人もデバイスを置いて子供に向き合う、③オンラインゲームはむやみに禁止するより子供と一緒にやってみる、④子供がデバイス使用の時間管理をするのを手伝い、スクリーン使用の底無し沼を回避する——などを指摘しています。
「オンラインで本当に勉強しているのか。友達と遊んでいることもある」と、親御さんたちは皆心配されます。でも、自分が学生の時も授業中にメモを書いて投げたりして、常に授業に集中していたわけじゃないですよね。そういうことも織り込んで、広い気持ちで子供たちを見守ってほしいです。
そして実は今、大きなチャンスが到来していることに気付いていますか? 確かに毎日学校で学ぶことが難しい今ですが、学校での時間割に縛られず、子供一人一人が自分のペースで(やりやすい時間に、好きな科目から)、自分で時間の使い方を計画・管理し、学習に取り組むことができます。これまでの「やらされる学習」から、「自らの深い学び」に質が変化します。親御さんはそれを応援してあげてください。実際に学習でつまずいている場合は、家庭教師を付けるなどの選択肢もあります。実際、リモート学習をフルにエンジョイしている子供は、学校での勉強よりも、学習内容を本当の意味で自分のものにしています。
学習が勢いづくための三つの条件は「興味」「関心」「目的意識」。この三つを維持するために必要なのがモチベーションです。現地校ならグーグルクラスルームで先生から課題が出ますね。それらを「全部こなす」ことにこだわって無理をせず、優先順位の低いものは削ることも念頭に置き、学びの過程での「選択権」を子供に与えます。自分で選択できるというだけで、モチベーションを上げる効果があります。
もちろん、削る場合は理由を先生に知らせます。人はどのように選択をするか、その過程を教えてあげると、だんだん調整がうまくできるようになります。
バーンズ亀山静子さん
Shizuko Kameyama Barnes
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ニューヨーク州認定スクールサイコロジスト。
同州特別支援教育の教員資格も持つ。
ニューヨーク日本人教育審議会教育文化交流センター・教育相談室(The Japan Education Center)相談員。
日本人の子供の教育と発達、心のケアに関する相談を受ける。
子供のカウンセリングやスキルトレーニング、親へのコンサルテーション、学校との連携、必要に応じて訪問相談も行う。
ニューヨーク日本人教育審議会
教育文化交流センター教育相談室
電話・メール相談無料
TEL: 914-305-2411(平日9am–5pm)
info@jec-ny.org
jeiny.org/cultural_exchange_center.html
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