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受けられます。今回のパンデミックを機に、本格的にスマホやタブレット、コンピューターを使ってのビデオ指導を始めました。訪問指導と異なるのは、乳児用体重計を持参できないことくらいです。通常は、赤ちゃんがどのくらい母乳を飲んだかを、授乳前後の体重差で判断しますが、ビデオ指導ではその代わりに、オムツの交換回数、現在までの体重増加の流れ、実際のお子さんの飲み方、授乳回数、搾乳量その他によって、総合的に判断します。
皆さんが思っているよりも、ビデオを通してずっといろいろなことが分かり、トータルに指導することができます。抱き方、姿勢、お母さんの乳首の状態はもちろん、赤ちゃんの口の開き方や飲み方を見れば、授乳のペースや、乳首への吸い付きが浅いか深いかも分かります。
電動搾乳機の使用方法、乳腺予防の乳房マッサージ法、正しいボトルフィーディング法、さまざまな授乳ポジションなども、実際に画面を通じて指導しています。パンデミック中は、お父さんも在宅の家庭が多かったので、スマホを持って動いてもらい、授乳の様子をいろいろな角度から撮影してもらいました。お母さん一人でも、スマホやコンピューターの位置や角度を変えてもらいながら、授乳の様子を見ることができます。今はビデオの性能もいいので、本当に細部までよく見えます。
自宅のコンピューターの前で、母乳モデルを使いながら、画面の向こうのクライアントにビデオ指導をする香月さん
一番多いのが母乳の出が悪いことです。その他、母乳が出過ぎる、赤ちゃんの体重が増えない、ちゃんと飲んでいるかどうか分からない、乳首が痛い、などです。多くの場合、産後1カ月以内に相談されますが、早めに母乳育児を軌道に乗せるためには、産後2週間までにご相談いただくのがベストです。
所要時間は1回60〜70分。1回で済む人もいれば、2、3回フォローアップが必要になる人もいて、ケースバイケースです。
私が開いている妊婦さん向けの母乳クラスでもよく聞かれる質問で、答えはイエスです。科学的な裏付けを基にした、専門機関による判断です。世界保健機関(WHO)の6月の発表によると、母親が陽性でも、その母乳中に生きたコロナウイルスは発見されていないそうです。母乳を介した感染を心配して母乳育児をやめることは賢明ではありません。
それどころか、母乳には赤ちゃんを守るためのたくさんの免疫が含まれます。それを与えてやることの方がずっと大事だというのが、専門機関の判断です。コロナ禍において、母乳はリスクよりもメリットの方が大きいということです。
母親の感染の有無に関係なく、手洗いと搾乳器具や授乳ボトルの消毒は必ず行ってください。手洗いができない場所では、アルコール度60%以上のハンドサニタイザーを使用します。授乳中のマスクは、お母さんが感染していないのなら不要ですが、感染している場合は着用してください。
搾乳した母乳を哺乳瓶で与える場合も、できるだけ決まった人が与えるようにしてください。
ニッキー香月さん
Nikki Katsuki, IBCLC, CLC
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国際・米国認定ラクテーションコンサルタント(IBCLC, CLC)。
ニューヨーク市立ハンター大学栄養学部卒業。
ニューヨーク州母乳育児・栄養サポートプログラムのアストリア支部所長を経て、2010年独立。
ラクテーションコンサルタントとして、妊婦、授乳婦向け母乳育児クラス、産後の母乳育児ケアの他に、離乳食、食の安全、卒乳指導を日本語と英語で行う(自宅訪問・遠隔)。
ニューヨーク母乳協会会員。
ニッキー香月
TEL/TEXT: 718-926-6074
www.vitalchoice.weebly.com
FB: ニューヨーク母乳育児サポート
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