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一言でぎっくり腰といっても、腰を傷めた原因や症状によって治療法は異なります。カイロプラクティックの場合、痛み止めの薬や注射は使わず、体に優しく副作用の心配もない手技によって症状の改善に取り組みます。二度と同じような症状が出ないように、また将来手術や投薬に頼らなくてもいいように、原因を追究し、原因から治療していきます。
ぎっくり腰は、一種の「腰の捻挫(ねんざ)」です。普通の捻挫と違って怖いのは、椎間板ヘルニアや狭窄症(きょうさくしょう)を併発しやすい症状だということです(前編参照)。ぎっくり腰を放置すると、腰の関節周囲の損傷を悪化させ、椎間板や神経系に影響を起こすことになるからです。腰や脚のしびれ、麻痺(まひ)など、深刻な問題が起こり得ます。
ごく軽いぎっくり腰は、大人で2〜3日、子供で1日安静にすると痛みが自然に消えることもありますが、その場合も放置しないことが理想です。人間は自己治癒力によって痛みや炎症を解消することができますが、ズレた関節は放っておいても治らないからです。ズレた関節を整え、損傷した筋肉や靭帯(じんたい)を治療することが、次のぎっくり腰を予防することになります。
大人で3〜4日、子供で3日以上たっても痛みが続くときは、もはや「ただの捻挫」ではありません。椎間板ヘルニアや神経圧迫の影響を疑います。まれに腫瘍やその他の内臓疾患の影響で腰痛を発症する場合もあるので、どのようなタイプの腰痛であっても、きちんとした検査や診断が欠かせません。
初診では、まず問診を細かく行います。いつ、どこで、どのような痛みが起きたかや、痛みのレベル、何をすると痛く、何をすると楽なのかなどを詳細に聞きます。また、過去にも同じようなことがあったか、交通事故やスポーツでのけが、転落転倒をしなかったか、本人と家族の病歴、生活習慣、食生活、運動をどのくらいしているかなど、さまざまな角度から質問します。
問診の後は、背骨とその周囲の関節の動き方、炎症の状態などを調べるカイロプラクティック的検査、反射や筋肉の強弱を調べる神経系検査、さらに整形外科的検査を行います。画像診断が必要な場合は、レントゲン検査や磁気共鳴画像装置(MRI)検査を行います。これらすべての結果を総合的に評価し、症状と原因を診断した上で治療を行います。
カイロプラクティックの治療では、脊椎や各神経系に直接影響を与え、脳からの信号が正しくスムーズに体に伝わるようにします。具体的には、背骨の歪みやズレを矯正し、関節の動きを整え、周りの軟部組織の損傷を軽減させていきます。ほとんどが手技による施術ですが、低刺激の治療器具も使います。当院では、理学療法や鍼治療を併用する場合もあります。
カイロプラクティック治療は、体に優しく副作用の心配もない手技が中心。原因を取り除き、症状改善と再発予防に取り組む
第一に、姿勢を整え、体の正しい使い方を身に付けることです。猫背で丸まった姿勢でいると、ぎっくり腰だけでなく、さまざまな不調の原因になります。
長時間座り続けること、運動不足、肥満、喫煙や飲酒、体に悪い食生活、水分不足、寝不足も、全てぎっくり腰の要因です。
寒い冬は、筋肉や関節に余計な負荷がかかりがちです。外出時には体が冷えないように衣服を工夫しましょう。カイロは、おへその下辺りに貼ると全身が温まります。腰痛がある人は、炎症が起きている可能性があるので、腰の背中側にカイロを当てないようにしましょう。
けが予防や痛み緩和によかれと思い、自己流で運動やストレッチ体操をする人もいますが、捻挫や、関節、背骨、椎間板にすでに異常がある場合、やり方を間違えると悪化させる危険があります。ぎっくり腰になったら、軽症、重症にかかわらず、早めにカイロプラクティック医の検査と診断を受けましょう。体の状態を知り、正しい治療や予防法について、きちんと指導を受けることをお勧めします。
※次回からは、ジェフリー・M・アン先生にアレルギーについてお聞きします。
石谷三佳先生
Mika Ishitani, DC
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カイロプラクティック専門医師(DC=Doctor of Chiropractic)、国際小児カイロプラクティック協会認定医師。
パーマー・カイロプラクティック大学卒業後、ハーバード大学医学部専門課程修了。
腰や肩、首など全身の痛み、頭痛、椎間板ヘルニア、スポーツや事故によるけが、妊婦のケア、姿勢矯正など。
理学療法、鍼治療、心理カウンセリングなどを取り入れた包括的ケアを提供する石谷ヘルスセンター院長。
Ishitani Health Center
1600 Parker Ave.
Fort Lee, NJ 07024
TEL:201-302-9993
www.ishitaniclinic.com
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