マインドフルに生きよう!
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口内の清掃は、赤ちゃんの歯が生える前から始めましょう。乳幼児用の毛が柔らかい歯ブラシ、または水を含ませたガーゼを使い、歯茎についた母乳やミルク、離乳食の食べ残しを取り除きます。
乳歯は普通、生後6〜12カ月の間に生え始めます。最初に下顎に前歯2本が出てきたら、乳幼児用歯ブラシにフッ素(fluoride)入り歯磨き剤をつけ、少なくとも朝と夜の1日2回磨きましょう。フッ素には、歯の表面のエナメル質を丈夫にし、虫歯を予防する働きがあります。
乳幼児は自分で口をすすいだり、歯磨き剤を吐き出したりすることができません。それができるようになる3〜4歳ころまでは、水を含ませたガーゼで歯磨き剤を拭き取ります。歯磨きも拭き取りも、歯ブラシ/ガーゼで、歯と歯茎の表面をやさしくなでるようにするのがポイントです。力を入れ過ぎると、歯茎を傷めてしまいます。
歯磨き剤は少なめに使いましょう。子供が3歳になるまでは米粒大の量、3〜6歳まではエンドウ豆大の量が目安です。これくらいの少量であれば、仮に子供が飲み込んでも普通は問題ありません。
デンタルフロスは、歯間に挟まった食べ物や歯垢を取り除くための道具です。隣り合う2本の歯が接するようになったら、1日1回夕食後、デンタルフロスまたはハンドルに糸を張ったフロッサーで歯間を清掃しましょう。
ぬいぐるみを使い、子供に歯の磨き方を教えるリー先生
一般的に、靴ひもを一人で結べるようになると、歯も上手に磨けると言われます。多くの子供で、それは4〜5歳くらいです。2〜3歳になると、大人の手を借りず一人で磨きたがる子供が増えますが、ちゃんと磨けているかどうか、しばらくは大人がチェックしてください。
子供は大人や兄・姉の真似をしたがるので、歯磨きを嫌がる子供には、保護者が手本となり一緒に磨くといいでしょう。
指しゃぶりには、子供を落ち着かせ、夜も寝つきやすくするという利点があります。しかし、3歳以降もこの癖が続くと、歯や顎の形に影響が出るかもしれません。
指をくわえると、指の力で上の前歯は上前方に押し出され、下の前歯は後方に押さえつけられます。口蓋(口の中の天井部分)のくぼみは深くなり、歯列弓(歯列のアーチ)は狭くなってしまいます。その結果、出っ歯になることもあれば、歯並びの乱れ、かみ合わせの不具合など、さまざまな問題が起きることもあります。これは、「おしゃぶり」の場合も同じです。
指しゃぶりは、子供が大きくなると自然にやめることが多いのですが、3歳に近づいてもやめそうにないときは黄色信号です。やめるように優しく言い聞かせ、それが守れたら褒めてやり、次の日も頑張るように励ましましょう。いろいろ工夫しても効果がないときは、指をしゃぶりにくくする装置を歯列に装着する方法もあります。困ったときは、小児歯科医師に相談してください。
ミルクや糖分を含む飲み物を哺乳瓶に入れ、それを飲ませながら寝かしつけると、虫歯になる可能性が高くなることが分かっています。
哺乳瓶を使うことが悪いのではありません。夜間は子供が哺乳瓶を長時間くわえたままになりがちで、中にはそのまま寝てしまう子供もいて、ミルクや飲み物の糖分が歯に長時間触れることが問題です。米小児歯科学会と米小児科学会は、子供が1歳になったら哺乳瓶をやめ、コップから飲む練習をすることを推奨しています。
普段何気なくしていることが、子供の健康に影響することは多々あります。だからこそ、最初の歯が生えてすぐ、または遅くとも1歳の誕生日の前には歯科検診を受け、口内ケアや気になる習慣について、専門家と話し合うことをお勧めします。
子供の健全な成長のためには、保護者と歯科医師のチームワークが欠かせません。
※次回は理学療法士の高田洋平先生に、顎関節の不具合と治療についてお聞きします。
トミー・リー先生
Tommy Lee, DMD
歯科医師(DMD=Doctor of Dental Medicine)、小児歯科専門医師。
ボストン大学歯科大学院卒業後、ニューヨーク・プレスビテリアン病院で一般歯科研修、
イエール大学医科大学院で小児歯科専門訓練を修了。
コロンビア大学歯科大学院臨床助教授。
歯科専門誌「Incisal Edge」が選ぶ「米国の優秀な歯科医師—2019年度40歳以下部門40人」に選ばれた。
大塚歯科医院
Parkside Dental and Implant Center
1617 Parker Ave. Fort Lee, NJ 07024
TEL: 201-461-0130
parksidedentalimplant.com
* 日本人スタッフ常駐
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