コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。
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「SATC(セックス・アンド・ザ・シティ)」の続編ドラマ「And Just Like That…」がスタートした。今号では新シリーズの配信開始にちなんで、ホリデーシーズンに一気見したい、ニューヨークが舞台のドラマシリーズを紹介し、そのロケ地を巡る。
マノロブラニク、コスモポリタン、女子会ブランチ、マグノリアベーカリー。数々のブームを世に送り出し、社会現象を起こしたドラマ「SATC」の続編「And Just Like That…」が9日にスタートした。
ニューヨークに住む30〜40代の独身女性4人の生活を描いたオリジナル版「SATC」は1998年から2004年に放映され、放送終了から17年がたった今でも、世代を超えて多くのファンを魅了する。
ファッションが
社会に与えた影響
このドラマは前述のマノロブームを筆頭に、ファッション界に多くの影響を与えた。高級ブランドとチープアイテムをミックスする「ハイ&ローファッション」を社会に浸透させ、ネームネックレスやバレリーナドレス、ビンテージファーコートを普段使いに取り入れるなど、ファッションの新たなスタンダードを提唱した。
自立した女性を描く
女性たちの華やかな生活を描くだけではない。30代にもなれば結婚して落ち着くべきという固定観念を打ち壊す先駆的なドラマだったし、好きな仕事に誇りを持ち、働き続けることに背中を押してくれた。
ロマンティックな恋愛がゴールではなく人生にはもっと大事なことがあると気付かせてくれたのも、このドラマだった。時に激しくぶつかっても互いを尊敬し合える女友達の存在は、その答えの一つだっただろう。
シーズンを重ねるごとに、4人は多くを経験する。結婚、別居、不妊治療、離婚、介護、乳がん発症…ただ女たちが集ってたわいもない話をするだけでなく、社会のリアルな局面も映し出す。幅広い層に支持されるのは、4人の成長とともに移り行くさまざまなライフステージに、見る側自身を投影して見ることができたからだろう。
最新作はどうなってる?
あれから約20年。最新作では50代になったキャリー、ミランダ、シャーロットの人生が描かれる。残念ながらサマンサ役のキム・キャトラルは出演を見送ったが、新キャラクターが続々と登場する。ノンバイナリーのコメディアンとして出演する「グレーズ・アナトミー」のカリー役、サラ・ラミレスや、「HOMELAND」でソールの妻ミラ役を演じたサリタ・チョウドリーにも注目したい。
人種とセクシュアリティーの偏った描写に少なからず批判もあった前作。多様性を取り入れ、現代に生きるファンたちの共感を得られるのか。最新作をぜひチェックしてほしい。
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