ホリデーシーズンの定番といえば、『くるみ割り人形』。なぜ全米で、この作品が定着しているのか？ 経済効果、出演者インタビューを交え、さまざまな角度から掘り下げて紹介していく。
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最新の注目ストリーミング作品はこれだ！
これを観れば、話題に乗り遅れない!? 大物俳優出演作や注目作品をピックアップ。
グレイハウンド （原題： Greyhound）
Apple TV+
キャスト
トム・ハンクス、スティーブン・グレアム、エリザベス・シュー、他
監 督
アーロン・シュナイダー
脚 本
トム・ハンクス
上映時間
94分
解説＆見どころ
10日に配信開始したばかりの、トム・ハンクス主演作。C・S・フォレスターの戦争大作小説「グッドシェパード」を基に、今回、トム自らが脚本を執筆。これまでに「ハドソン川の奇跡」では不時着する飛行機の機長、「キャプテン・フィリップス」では、海賊に船を奪われて自ら人質になったキャプテンを演じたトム。今回は、1942年の第二次世界大戦中、アメリカ軍駆逐艦のキャプテンとして、ドイツ軍のUボートを倒すため、海を守り戦っている。緊迫した攻防戦でも冷静で的確な指示を部下に出す、危機管理を任せたらピカイチな上司トムは、まさに「頼れる男」。新型コロナウイルス感染拡大初期に自ら陽性と公表し、世界中の人々に危機感を持つきっかけを与えたトムの、高潔な人柄が映画でも実生活でもよく現れている。戦争映画を敬遠しがちな人でも、危機管理能力に長けた上司の視点で観ると、実生活の参考になるかも。
ハミルトン （原題： Hamilton）
Disney +
キャスト
リン＝マニュエル・ミランダ、レスリー・オドム・Jr、クリストファー・ジャクソン、ジョナサン・グロフ、他
監 督
トーマス・カイル
脚本、作詞・作曲
リン＝マニュエル・ミランダ
上映時間
160分
解説＆見どころ
2016年にトニー賞11部門を受賞した、大ヒット歴史ミュージカル。オバマ前大統領も絶賛し、公演当初から「チケット入手困難な作品」といわれていた。21年10月の劇場公開予定を前倒し、3日から全世界同時配信を開始。アプリストア分析会社「Apptopia」の最新データによると、Disney+のアプリは3〜5日にかけて、米国だけで45万8000回もダウンロードされるという記録を打ち立てた。新型コロナウイルスの影響で、現在閉鎖中のブロードウェー作品を家で観れるチャンス。リン=マニュエル・ミランダをはじめ、歴史上では白人だった人物を、黒人、ラテン、アジア系など有色人種のオリジナルキャストたちが演じ、移民たちの愛と希望を体現している。聡明で賢いが故に成功したが、晩年はさえないハミルトンの末路は、「人生は呆気ないもの」といわれているよう。歴史を学びながら、自身の人生計画を再考してみては!?
