コアマッスルを鍛える!

<再掲載>コアマッスルを鍛える! 空手④(全4回)

Photo by klimkin/ Pixabay

外出を控える日々が続いていますが、引きこもるせいで体が弱くなってしまったら、元も子もありません! そこで、2016年に本紙で連載していた、体幹(コアマッスル)を鍛えるエクササイズを学ぶ連載「コアマッスルを鍛える!」を、ウェブにて特別に再掲載します。家でやってみよう!

(情報はいずれも2016年当時のものです。お問い合わせは編集部<reader@nyjapion.com>まで)

 


今回の先生:五来克仁(ごらい・かつひと)さん

国際空手道連盟極真会館国際部長、同会館ニューヨーク支部長

1993年極真会館ニューヨーク道場を開設。極真会館国際部長として世界各国でセミナーを開催。

Kyokushin Karate
38 W. 38th St., 5th Fl. (bet. 5th & 6th Aves.)
TEL: 212-947-3334
※自宅で過ごしている会員のためのオンライン・クラスを毎日行っています。興味のある人は以下のメールアドレスにお問い合わせください。
nyc.kyokushin@gmail.com

 


 

左足を前にして、前後に足を開いて立つ。腕は、ちょうどボクシングのファイティングポーズのように、左拳をあごの前、右拳をあごの横に構える。体重は左右の足に5対5の割合でかける。真っすぐ立ち、上半身は右斜め45度の角度に向け、背筋を伸ばす。膝は軽く曲げる。

 

その状態から、腰を右方向にひねりながら、左の拳を目の高さで前に突き出す。腰のひねりを使って拳を突き出すように。体のコアを強化する他、ウエストの縦の線を引き締める効果がある。

 

腰を右から左方向にひねり、前に出した左拳を、わきを閉めながらしっかりと引く。これを「引き手」という。体の中心線を崩さないように。肩や腕、背中の筋肉のシェイプアップ効果もあるので、体の筋肉全般に意識を向けながらやってみよう。10回やったら右足を前にして、同様に10回行う。

 

 

足を肩幅の広さに開き、肩の力を抜いた自然体の姿勢。足にかける体重は左右5対5。両手は軽く拳を作って腰の高さで構える。髪の毛を天から引っ張られているような意識で背筋を伸ばし、心持ち膝を曲げて、目は真っすぐ前を見る。

 

両手の平を上に向け、肩には力を入れず落としたまま両肘を曲げて、胸を引き上げ、静かに鼻から息を吸う。吸うときは丹田(たんでん)に空気を入れるような気持ちで。いっぱいに息を吸い込んだら、数秒間息を止める。

 

両手の平を下に向けて、ゆっくりと下ろしながら、口から「はーっ」っと心持ち音を出すようにして息を吐く。丹田から息を吐く意識で、腹と尻を締める。これを10回。副交感神経が刺激され、深いリラックス効果が期待できる。体の動きをイメージしながら深呼吸するだけでも効果があるので、外出先でもやってみよう。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。