市内11キロメートルの道路を歩行者に開放 ニューヨーク市

1日付のPATCHによると、ニューヨーク市内の合計約11キロメートルにおよぶ道路が、5月1日から歩行者と自転車専用に開放された。

市内の6カ所の市営公園内の道路およそ7.25キロメートルと、7カ所の公園に隣接する道路およそ4.3キロメートルの区域で、午前8時〜午後8時の車両の通行が禁止された。これはビル・デブラシオ市長が表明した、市内約160キロメートルの道路を歩行者用に開放する「オープン・ストリーツ」計画の下。

「この交通規制によって、家族連れはとても快適に過ごせるだろう」と同市長は話した。

園内道路を閉鎖したのは以下の公園。

・フォート・トライオンパーク(マンハッタン区)
・カラハン=ケリーパーク(ブルックリン区)
・グラントパーク(ブロンクス区)
・シルバーレイクパーク(スタテンアイランド区)
・フラッシング・メドウ・パーク(クイーンズ区)
・フォレストパーク(クイーンズ区)

以下は近隣の車両の通行が禁止されるエリア。

・ウィリアムズブリッジ・オーバル(ブルックリン区)
・コートスクエア(クイーンズ区)
・カール・シュルツ・パーク(マンハッタン区)
・ハイブリッジ・パーク(マンハッタン区)
・プロスペクト・パーク(ブルックリン区)
・ステープルトン・ウオーターフロント・パーク(スタテンアイランド区)
・Lt. ウィリアム・タイ・トライアングル(マンハッタン区)

ニューヨーク市運輸局(DOT)のポリー・トロッテンバーグ弁務官によると、バリケードと標識で運転手に道路の閉鎖を知らせている。閉鎖はDOT、FDNY、NYPDおよびローカルコミュニティー団体を介して実施されるという。

なお閉鎖時間中も、デリバリー業者や政府関係の車両は、時速5マイルで通行できる場合がある。

政府関係者らは、マンハッタン西側の16ストリートを開放することと、ユニオンスクエアからセントラルパークまでのブロードウェーを開放することも提案している。

(5月4日)

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。